新しくてノスタルジック! 香港オールドタウンセントラルの歩き方

見どころがつきない香港にあって、今一番アツいのが”オールド・タウン・セントラル”エリア。歴史を感じる寺院にインスタ映えする街並み、キュートなスイーツも。歩いて楽しめるスポットとともに、その魅力をご紹介します。

”オールド・タウン・セントラル”は、香港島のやや東のあたり。地下鉄「上環」と「中環」駅の間の一帯をさします。ここが今、とにかく面白い! その理由のひとつは、政府と民間団体が手を組んだ再開発。政府の施設だった建物をリノベーションしてアーティストに開放した〈PMQ〉をはじめ、ユニークなスポットが続々登場しているのです。インディペンデントなカフェやおしゃれなショップもたくさんある一方で、古い寺院や建物もちゃんと残っていて、写真を撮らずにはいられないほどフォトジェニック。

「百姓廟」は、その昔いわゆる無縁仏を祀っていたという歴史あるお寺。レスリー・チャンの恋人が、彼のためにここでお参りをしたという有名なエピソードも。天井からつるされているのは線香で、建物内は煙がもくもく。赤い紙には亡くなった人の名前や願い事を書くそうで、大きなものは燃えつきるのに二か月もかかるとか。香港式のおみくじをひくこともできます。

私たちが思い描く、香港っぽいマーケットも。九龍醤園(Kowloon Soy)は、1917年創業の醤油と味噌の専門店。名だたる老舗レストランもここの醤油を使っているとか。私もお土産にひとつゲットしました。

香港で最初に整備された道、ハリウッドロード(荷李活道)は、イギリス統治下時代、アンティークマーケットが開かれていた場所。今でもそのなごりで、アートギャラリーやアンティークショップなどが立ち並んでいます。

太平山街 (タイピンシャンストリート)界隈には、アーティスティックな花屋さん「TALLENSIA」や、雑貨が充実したヴィンテージショップ「InBetween」など、好感度なショップがたくさん。このエリアは「POHO」ともばれていて、おしゃれな人たちが集まることで有名。歩くほどに刺激を受けるストリートです。

実はこのエリア、今でこそ素敵ですが19世紀末から20世紀初頭、劣悪な住環境からペストが大流行。政府は一帯の家屋を取り壊し、焼き払うという強硬策で対応。その結果生まれたのが、香港初の公園「ト公花園」(ブレークガーデン)。立派なバニヤンツリーに圧倒されます。

美味しいモノもありますよ! こちらは香港一のエッグタルトと評判の「泰昌餅家」(Tai Cheong Bakery)。1954年創業で、香港ではじめてクッキー生地のエッグタルトを作った店として知られています。イギリス統治下時代は政府高官にも愛されたのだとか。ひとつ6HKD(約84円)!

こちらは香港式ジューススタンド「公利」。店頭で絞るサトウキビティー(Suger Cane Tea/13HKD)が有名で、私もそちらをいただきました。漢方ジュースも色々あって、メニューには「滑腸作用」とか「清熱解毒」だとか、中国語が読めなくてもなんとなくわかる効能が。もちろん美味しいけれど、なによりもその雰囲気を楽しみたいお店です。

こちらは石畳が敷かれたポッティンガーストリート(砵典乍街)。由来は香港最初の総督であるヘンリー・ポッティンガーで、1858年に名づけられました。石畳は段差が不均等なのですが、それも味。通り沿いにはウィッグやアクセサリーなどを扱う露天やショップが。インスタ映えするので、オールド・タウン・セントラルを歩くなら必ず訪れたいところ。

新旧の魅力を一度に味わえる”オールド・タウン・セントラル”。次の香港旅のプランに、ぜひ。

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高山都の【みやれしぴ vol.59】玄米でより美味しく♪「鯖缶と高菜のタイ風チャーハン」

今回は、手軽に美味しく作れちゃうタイ風レシピをご紹介します! 高山さんが大好きで、常備している「鯖缶」を使った新メニュー♪

鯖缶 半分 高菜 大さじ1 パクチー 2束 紫キャベツ 1/4個分を2枚 生姜 ひとかけ ニンニク 半分 ナンプラー 小さじ1 卵 1個 ごま油 大さじ2 玄米 茶碗1杯分

「鯖の旨味とパクチーの香り、ナンプラーの香ばしさが、玄米によく合います。白米でもいいけど、玄米がオススメ。目玉焼きを崩してどうぞ。ラー油をかけても美味しいです!!︎」

昨年出版した著者初の書籍から1年。これも知りたい、あれも知りたいという反響の多さから、2冊目が好評発売中! こちらもチェックして。

1,620円(税込)/双葉社 毎日のちょっとした「良いこと」や 実際にやってよかった「良いこと」など、第二弾の「美(び)」、「食(しょく)」、「姿(すがた)」にも、たくさんの暮らしのヒントが詰まっています!

「美」彫りを深く、でもナチュラルに魅せるのは「ムラサキアイライナー」でした 「食」サバ缶ってこんなに使える! 和えるだけの簡単おつまみ4種 「姿」背中に緊張感! バックコンシャスなお洋服を着てわかった“後ろ姿”の大切さ……

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高級腕時計 正規販売店 ブティックマップ~東京・銀座~

出典:https://www.harrywinston.com/ja/news-events 日本屈指の高級ブティック街・銀座。
近年ファストファッションや低価格帯の飲食チェーンも増えてはいますが、まだまだ「銀座」には他の地域にはないステータスが存在。多くの企業がこぞって旗艦店を出店します。高級腕時計も例外ではなく、ロレックス、パネライ、フランクミュラー、ウブロ、カルティエ、シャネル、ブルガリ、IWC、ハリーウィンストン、パテックフィリップ、ジャガールクルト・・・数十もの有名ブランドが集まる激戦区。この記事では、銀座に軒を連ねる高級腕時計の正規店をまとめてご紹介いたします。 銀座一丁目から八丁目を貫く約1kmの通りで、銀座の中でも一等地であり、随一の高級ブティック通り。
入口近くのエルメスからルイ・ヴィトン、カルティエ、ロエベなど名だたる有名高級ブランドが立ち並び、また、日本初出店ブランドもこの並木通りに集中しています。大通りからはずれているため、落ち着いた雰囲気を持つこともその高級感に拍車をかけています。 出典:https://www.rolex.com/〒104-0061
東京都中央区銀座 7-6-19
ソワレ・ド・銀座弥生ビル1階
Tel: 03-5568-1879営業時間
11:00~20:00(日祝は~19:00)出典:https://www.panerai.com/ja/network/boutiques/tokyo-ginza.html#top〒104-0061
東京都中央区銀座 7-6-19
Tel: 03-5568-7111営業時間
11:00~20:00(日祝は~19:00)出典:https://www.rogerdubuis.com/ja/news-events/〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-19
Tel: 03-5537-5317営業時間
12:00~20:00出典:https://www.hublot.com/ja/boutique〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-16
岩月ビル
Tel: 03-3569-3600営業時間
12:00~20:00出典:https://www.iwc.com/ja/news/iwc-schaffhausen-opens-first-boutique-in-japan/〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-16
岩月ビル 1F
Tel: 0120-26-1868営業時間
12:00~20:00(日祝は~19:00)出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/boutiques.html?JLCclick=HomePage〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-15
第二岩月ビル1F
Tel: 03-5537-5911営業時間
11:00~20:00(日祝は~19:00)出典:https://www.alange-soehne.com/ja/retailers-and-boutiques/#boutiques〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-15
Tel: 03-3573-7788営業時間
11:00~19:00(水曜定休)出典:https://www.thehourglass.co.jp/〒104-0061
東京都中央区銀座5-4-6
ロイヤルクリスタル銀座1F
Tel: 03-5537-7888営業時間
12:00~20:00(日祝は~19:00) 都心をぐるりと囲む外堀通り。
都内の主要地を繋いでおり、港区、千代田区、中央区、文京区、新宿区を走ります。外堀通りの銀座一帯は企業も多いためリーズナブルな飲食店もありますが、リシャールミル、オーデマピゲ、ブライトリング、タグ・ホイヤー、ショパールと銀座ならではの高級ブランドが立ち並びます。出典:https://www.richardmille.jp/boutique/〒104-0061
東京都中央区銀座 8-4-2
Tel: 03-5537-6688営業時間
11:00~19:00(火曜定休)出典:https://www.pen-online.jp/〒104-0061
東京都中央区銀座6-5-13
Tel: 03-6830-0788営業時間
11:30~19:30出典:https://www.breitling.co.jp/shops/info.php?icode=10089〒104-0061
東京都中央区銀座6-6-19
Tel: 03-3289-1884営業時間
12:00~20:00(土日祝は11:00~20:00)出典:https://store-jp.tagheuer.com/〒104-0061
東京都中央区銀座5-3-9
Tel: 03-6215-6030営業時間
12:00~20:00(日祝は11:00~19:00)出典:https://www.chopard.jp/〒104-0061
東京都中央区銀座2-4-14
ショパールビルディング
Tel: 03-5524 8972営業時間
11:30~19:30 銀座で最も華やかで大きい中央通り。
銀座通り口交差点から銀座8丁目交差点までの間(約1.1km)を「銀座通り」「銀座中央通り」と呼ぶことも。土日祝日の日中は歩行者天国として買い物客で賑わいます。 出典:https://www.harrywinston.com/ja/news-events〒104-0061
東京都中央区銀座1-8-14
Tel: 03-3535-6441営業時間
11:00~20:00出典:https://www.cartier.jp/〒104-0061
東京都中央区銀座2-6-12
Tel: 03-5159-3200営業時間
11:00~20:00出典:https://www.bulgari.com/ja-jp/storelocator/〒104-0061
東京都中央区銀座2-7-12
Tel: 03-6362-0111営業時間
11:00~20:00出典:https://www.chanel-ginza.com/floor/boutique/〒104-0061
東京都中央区銀座3-5-3
Tel: 03-5159-5555営業時間
12:00~20:00出典:https://www.zenith-watches.com/jp_jp/zenith-boutique-ginza-tokyo.html〒104-0061
東京都中央区銀座4-5-4
Tel: 03-5524-6420営業時間
11:30~20:00(日祝は10:30~19:00、第二水曜定休) 出典:https://www.montblanc.com/ja-jp/discover/blog.html〒104-0061
東京都中央区銀座7-9-11
Tel: 03-5214-4810営業時間
11:00~20:00出典:https://www.seiko-watch.co.jp/〒104-0061
東京都中央区銀座7-9-16 1F
Tel: 03-3562-3800営業時間
11:00~20:00(日祝は~19:00)出典:https://www.vacheron-constantin.com/〒104-0061
東京都中央区銀座7-8-8
Tel: 03-3569-1755営業時間
12:00~20:00(土曜は11:00~20:00、日祝は11:00~19:00) スイス最大の時計企業スウォッチグループが、スウォッチグループ ジャパンの本社ビルそして世界初のウォッチランドマークとして銀座中央通りに2007年誕生したニコラス・G・ハイエックセンター。
スウォッチグループの傘下である有名ブランドが展開するほか、坂茂(ばん・しげる)氏が設計を手掛け、日本建築学会賞を受賞したハイソサエティなビルとしても有名です。出典:https://ialdjapan.jp/project/416.html〒104-0061
東京都中央区銀座7-9-18
Tel: 03-6254-7200営業時間
11:00~20:00(日祝は~19:00) 2F 
3F 
4F  2017年4月20日、銀座最大級の商業施設として誕生したギンザシックス。
銀座中央通りに面し、国内外の一流ブランドが一堂に会するという、かつてない規模と華やかさを持ちます。東京オリンピックに向け、銀座の更なる飛躍を感じさせる新スポットです。〒104-0061
東京都中央区銀座6丁目10-1
Tel: 03-6891-3390(GINZA SIX 総合インフォメーション)営業時間
ショップ 10:30~20:30
レストラン 11:00~23:30 1F 
2F 
5F  フランクミュラーは銀座に多数の直営店を持っていますが、正規販売店・代理店のみならずフランク ミュラーサロン(フランクミュラーのコンセプトショップ)やウォッチランドギャラリー(正規認定中古時計販売店)など独自のショップを展開しています。
新しい挑戦を重ねるフランクミュラーらしい戦略と言えます。〒104-0061
東京都中央区銀座4-6-16
東館M2階
Tel: 03-6264-4535営業時間
10:30~20:00〒104-0061
東京都中央区銀座5-11-14
ポスコ東京ビル B1
Tel: 03-6226-3210営業時間
12:00~19:00(月曜定休、祝日の場合は営業) ただの都心に留まらず、何か特別な付加価値のある銀座という地。
銀座八丁目に位置する当店GINZA RASINには、ここまでご紹介させていただいた有名ブランドの時計の数々が集まってきます。複数のブティックを周る時間がない、どのブランドがいいかわからない・・・
高級時計のご購入で迷うことがあれば、ぜひ当店へお立ち寄りいただければと思います。

腕時計の高級仕上げ「エナメル文字盤」についてまとめてみました

かつて多くの懐中時計に用いられた技法「エナメル技法」は、ガラス質の塗料を文字盤に施し、文字盤を工芸品とも呼べる仕上がりへと昇華させる高度な技法として用いられました。その難しさは時計装飾の中でもトップクラスといわれており、超一流の職人にしか扱えなかったエナメル文字盤は、いつの世でも人々の憧れとして君臨し続けてきた歴史があります。そんなエナメル文字盤ですが、腕時計が主流となった現代では、歴史の流れと共に、その姿を見ることが少なくなってきています。しかし、未だに「エナメル文字盤」を採用したモデルを作っている時計メーカーも僅かですが存在しているのです。そこで今回は工芸品のような美しさを持つ「エナメル文字盤」について掘り下げていこうと思います。  エナメル文字盤は3500年を超える伝統技術「エナメル工芸」を時計の文字盤に応用したものです。ガラス質のエナメル粉末を文字盤の上に載せ、800度近くの熱で焼成を繰り返し発色させて作り上げます。その芸術性や金属がガラスでコーティングされることによる耐候性から、昔から文字盤技法として親しまれてきました。この技法の難しさは同じ工程を何回も繰り返し行わなければならないことです。例えば、下地の塗り。これは何回も文字盤の上に粉末を塗っていくことで、徐々に平らにしていきます。また、熱で焼成する時も1度ではなく何度も焼くため、1つの文字盤を作るのに非常に手間が掛かりますし、経験も必要です。エナメル文字盤は高度な技術を要する上、非常に手間とコストがかかってしまうため、現在の時計製造ではあまり使われていません。しかし、100年以上前の懐中時計ですら、エナメル文字盤は「美しさ」を保っており、その耐候性は目を見張るものがあります。 エナメル文字盤の特徴はそのなんといってもその「質感」です。陶器とも呼べるようなツヤのある質感は高貴な存在感を放ちます。そして、粉末上のガラスでコーティングされているため、傷つきにくく、変色しにくいという特徴も持ちます。ただ、陶器のような仕上がりであることから「割れやすい」という性質をもっているため、一般的な文字盤を採用しているモデルよりも丁寧に扱う事が重要。加えて、作業の難しさ・コストの高さといった問題や複雑なデザインにすることが難しいというデメリットも存在します。 エナメル文字盤がどのような特徴を持っているか分かったところで、次はランゲ1・トゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”を例にエナメル文字盤がどのように作られているのかを見てみましょう。出典:https://www.alange-soehne.com/エナメル文字盤の原料はガラスです。まずは粉末状のガラスを砕くことから全ては始まります。この砕いた状態のガラスは、水と混ぜ「釉薬」という液体にし、文字盤に塗ってコーティングするのが基本。また、粉末の状態のままふるいにかけることもあります。出典:https://www.alange-soehne.com/さっそく、釉薬の出番が来ました。まずこの液体を文字盤の裏に塗っていきます。表板だけ塗ればいいのに、なぜ裏板にまで塗るのか?と思われるかもしれませんが、エナメル技法は焼くという工程があるため、両面に塗っておかなければ歪んでしまうのです。出典:https://www.alange-soehne.com/文字盤の裏にエナメルを塗ったら、表面を塗っていきます。インデックスなど、細かなデザインがある場合は小さなすき間に細筆で釉薬を盛って、すき間を塞ぎます。この工程が不十分だと割れやムラに繋がってしまうのです。ただ、このランゲのモデルは世界限定20本で製作されたものなので、工程が複雑なものとなっています。一般的に良く見かけるエナメル文字盤はエナメルを薄く何層も重ね、何回も炉焼きする工程を経て、艶のある白色のエナメル文字盤を作り上げます。また、インデックスに配された数字はエナメル層の上にプリントを施す、もしくは手書きを駆使して作られることが一般的です。 出典:https://www.alange-soehne.com/ハンドヴェルクスクンストでは釉薬を塗り終わった文字盤の表面にエナメルの微粉末をふるいます。表面に凹凸ができないよう、均等に薄く盛り、その後何回も焼成していくのです。この段階では釉薬の粒子はチラチラとブルーの光を放っていますが、完成に近づくにつれ、文字盤の表面は黒色に変わっていきます。出典:https://www.alange-soehne.com/そして出来上がったのが漆黒の煌めきをもつ”ハンドヴェルクスクンスト”の文字盤です。ガラスの粉末からこのような美しい文字盤が出来上がることに驚きを隠せません。エナメル文字盤の作成は各ブランドごとに作り方が違い、それぞれに個性があります。企業秘密な部分もあり、その全貌は明らかではありませんが、概ねこのように作られているんだな。と知って頂けたら幸いです。 古くからジュエリーや金細工と密接な関係にあったエナメル技法は、ルネッサンス期には時計の装飾に頻繁に用いられました。この懐中時計の蓋に描かれた絵画のような装飾はエナメル技法の上位技術である「クロワゾネ」によるものです。出典:https://heritage.vacheron-constantin.com/腕時計が主流となった現代ではパテックフィリップ・ヴァシュロンコンスタンタン・ランゲ&ゾーネスーパーコピー・ユリスナルダンといった名高る時計メーカーがクロワゾネ技法を使った時計を作り上げています。特にユリスナルダンはクロワゾネが多様されており、同ブランドの代名詞となっています。 クロワゾネとはエナメルによる彩色技法、またはクロワゾネが施された腕時計の文字盤のことです。日本語では七宝焼きとも呼ばれ、細かくいうと「有線七宝」にあたります。その作り方は非常に繊細。髪の毛ほどの細い金線をピンセットで操り、デザインの輪郭を作り上げます。そして細かい金線で囲ったエリアをセルといいますが、その中を何層にも分けて少しずつエナメルで埋めていくことがクロワゾネの特徴です。何回も何回も焼き上げることで仕上げるため、一般的なエナメル文字盤よりも遥かに高度な技術が要求されます。出典:https://metiersdart.vacheron-constantin.com/セルを多く作れば作る程、多くの色彩が使え、華やかな文字盤を作り上げることができますが、その分焼き上げる回数も増え、工程も複雑化します。また、色彩や薬品、原料によって溶解する温度が異なるため、均等かつ美しく仕上げる為には相当の経験と技術が必要です。 エナメル文字盤を使用している時計メーカーは僅かですが存在します。そして、その全てが超一流メーカーです。ここでは、素晴らしいメーカーたちとその時計を紹介していきます。 「ユリス・ナルダン」は1846年に創設されたスイスの名門時計ブランド。高精度なマリンクロノメーターを生み出し続けることで知られています。ムーブメントの精度も有名ですが、ユリスナルダンの1番の特徴は伝統的な「エナメル」技法を使った文字盤にあります。エナメル文字盤というと真っ先にユリスナルダンの名が挙がるほど、エナメル技法に定評があり、特にエナメルの上位技術である「クロワゾネ」を使った文字盤は美しいの一言。 ユリスナルダン マリンクロノメーター1846 150周年記念 限定250本 266-22創業150周年を記念して発表された250本限定モデルです。航海用クロノメーターをそのまま腕時計サイズに縮小したデザインが特徴で、スモールセコンドには創業年度の1846の文字がプリントされています。ダイアルには熟練のエナメル職人が手がけたホワイトのグラン・フー・エナメル・ ダイアルを備えています。希少な職人技におけるユリスナルダンの高度な技とノウハウを映し出しています。 ユリスナルダン サンマルコ 123-77-9ユリスナルダンを代表する“サンマルコ”シリーズ。深く鮮やかなブルーのダイヤルは、ギョウシェの上からエナメルを丁寧に仕上げており、他に類を見ない美しさです。ケースバックにはイタリアのヴェネツィアのシンボルである、聖書を抱え翼の生えたサンマルコライオンが刻印されています。 ユリスナルダン サンマルコ クロワゾネ USS コンスティチューション 限定25本 131-77-9金線で輪郭線をつくり、その中を七宝で埋めて装飾を施す「クロワゾネ」技法が使われた、ユリス・ナルダンを代表するモデル“サンマルコ”。ダイアル中央にクロワゾネ技法でアメリカ海軍のフリゲート「USSコンスティチューション」が描かれています。 ユリスナルダン クラシコ エナメル アメリゴヴェスプッチ 限定30本 8156-111-2/AV2014年バーゼルワールドで発表された限定モデル。 海洋探検家アメリゴ・ヴェスプッチにちなんで名付けられ、世界30本限定で発売されました。イタリアでもっとも尊敬される本格的なフリゲート型帆船にオマージュを捧げたモデルです。クロワゾネ技法によって繊細に描かれた文字盤は美術工芸品と呼べる仕上がり。このクオリティはユリスナルダンにしか表現できないでしょう。  世界最高の時計ブランドとして君臨するパテックフィリップ。そのフラッグシップコレクションである「カラトラバ」の一部のモデルにはエナメル文字盤を採用した時計が存在します。 パテックフィリップ カラトラバ 5116R-001カラトラバはパテックフィリップの永遠の定番です。この5116R-001はローズゴールドケースにクル・ド・パリ仕上げのベゼルを備えたクラシカルなモデル。エナメル文字盤が採用されており、類を見ない「高貴な輝き」を放ちます。一つ一つ手間をかけて作られるため、製造数は少なめ。そのため希少価値の高いモデルといえるでしょう。  ブレゲは時計の進化を200年早めた天才時計技師として有名な「アラン・ルイ・ブレゲ」が立ち上げた歴史と伝統のある時計メーカー。雲上時計ブランドの一角として作り出される最高級の時計は、多くの時計ファンの憧れです。ブレゲでは懐中時計の時代から受け継がれたエナメル技法を現在も採用しており、今なお高貴な輝きを放ち続けています。 ブレゲ クラシック 5140BB/29/9W6当時多くの懐中時計に影響を与えたブレゲ針、ブレゲ数字を配したクラシカルなモデルがこの5140BB/29/9W6。パーツ一つ一つが非常に繊細で、職人の誇りを感じさせる逸品です。文字盤には炉焼きホワイトエナメルの文字盤が使われており、懐中時計時代の美しさを見事現代に蘇らせています。 ブレゲ クラシック クロノグラフ コラムホイール 5247BB/29/9V6エナメル文字盤を搭載していながらも、クロノグラフを搭載した画期的なモデル。コラムホイール式のため大変滑らかな操作をお楽しみいただけます。エナメル文字盤に赤い螺旋を描くようにタキメーターが彩り、デザインの細部まで凝らした貴重なモデルです。  ヴァシュロンの美術工芸コレクション”メティエ・ダール コレクション”は彫金・ギョーシェ・エナメルといった工芸技法をふんだんに活用した美術工芸として組み立てられる時計です。このコレクションにはクロワゾネを使ったモデルが多数製造されています。
出典:https://metiersdart.vacheron-constantin.com  雲上時計ブランドの中でも一際強い存在感を放つランゲ&ゾーネスーパーコピー。同ブランドはドイツ・グラスヒュッテ地方の伝統的な技法をベースにして、数多くの美しいモデルを発表し続けている歴史と伝統に溢れる時計ブランドです。出典:https://www.alange-soehne.com/ブラックエナメルの文字盤に、鏡面仕上げによって美しく仕上げられたトゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”。ランゲ&ゾーネスーパーコピーのフラッグシップモデルであるランゲ1の誕生20周年を祝い、世界限定20本という僅かな数で製作されました。  ロレックスと並び、高い知名度を誇るオメガ。オメガの代表的モデルといえばムーンウォッチとして歴史に名を刻んだスピードマスターですが、50周年記念として作られた限定モデルには実はエナメル文字盤が使われています。 オメガ スピードマスター プロフェッショナル 50周年記念モデル 311.33.42.50.01.001スピードマスター”が誕生してから50年を迎えたのを記念して、2007年に1957本限定で発売されたリミテッドシリーズ。通常のスピードマスターと細かな相違点がいくつかありますが、一番の特徴はエナメル文字盤を採用していること。エナメル文字盤は通常の文字盤よりも「黒の色味」がハッキリするため、引き込まれるような深い魅力を感じることができます。  1982年、古典的な機械式時計に未来はないという意見が多い中でゲルト・ラングが創業した「クロノスイス」。精密なムーブメントの精度と伝統を重んじたクラシックなデザインは、下馬評を覆し市場で高い評価を受けました。現在でもリーズナブルな価格も相まって、多くの時計ファンを魅了し続けています。 クロノスイス オレア CH1161Rクロノスイス“オレア”はスイスヴィンテージの遺伝子を持つドイツ生まれの美麗な腕時計です。このCH1161Rにはエナメル文字盤が採用されているにも関わらず、50万前後というリーズナブルな相場価格だったため、大きな人気を生みました。 懐中時計の時代から現在まで変わることなく受け継がれてきた「エナメル技法」。手間が掛かる上に高度な技術が必要なため、コストを抑えることが求められる現代では使われなくなっている技術です。しかし、日焼けする事もなく、いつまでも美しい姿を保つ美しい文字盤に心惹かれる人は今でも少なくありません。それを証明するかのように、エナメル文字盤が採用された時計は人気が高く、今なお多くの時計ファンに求められています。 関連記事雲上時計を超える究極の芸術性。ジャケ・ドローってどんなブランド? 

機械式腕時計ムーブメント大全~ロレックス、オメガ、ブレゲ、ゼニスなど~

機械式時計の真髄、それはムーブメントにあり。
繊細なパーツ一つひとつが緻密な設計で組み立てられることにより、一分一秒と時を刻むことを可能にします。そんな時計の心臓部、自社設計・生産するメーカーが実は少ないことをご存知でしょうか。とことん精度を追求したもの、見た目も機能も美しいもの・・・
そのこだわりは各社様々ですが、熟練した職人技によって織りなされていることは共通。今回は、各社それぞれが誇る、名作自社製ムーブメントをまとめてご紹介いたします。出典:https://www.rolex.com/jaマニュファクチュールという時計業界の用語がありますが、製品をムーブメントから自社一貫製造することを指します。
豊富な資本と高い技術力を要することから、一部の名門をのぞきこの製造業態をとっているところは大変稀少でした。近年、機械式時計の新しい価値として、ステータスや外装ではなくムーブメントの信頼性への注目が高まっています。
そのため、差別化をはかりマニュファクチュールを採用するメーカーが増加傾向に。自社一貫といっても明確な定義はなく、ムーブメントメーカーから半完成品を買い独自に組み立てを行うファブレス・マニュファクチュールというものも。
しかし2010年、ETA社が半完成ムーブメントのグループ外出荷を完全停止したことから、多くのメーカーでムーブメントの自社生産に向けた取り組みがなされるようになりました。 増えつつあるとは言え、高い技術力を要するマニュファクチュールを確立できたメーカーはほんの一部。自社製のメリットは何よりそのブランドのオリジナリティをふんだんに詰め込めること、デメリットは汎用ムーブメントに比べ高価格帯になってしまうことが挙げられます。出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/   実用時計の技術を早い段階から確立してきたロレックス。
現在主流である自動巻きムーブメントにいち早く先鞭をつけたパーペチュアル機構は、まさに当ブランドによる革命的発明でした。そんなロレックスだから、現行の全シリーズに自社開発ムーブメントを搭載していること、加えてその全てが高精度の象徴であるクロノメーター規格を満たすことは、もはや驚きに値しないのかもしれません。ちなみにムーブメントの精度の要であるテンプを構成するパーツのうちの一つに「ヒゲゼンマイ」というものがあります。
これを自社製できるメーカーはわずかですが、ロレックスはその技術を確立する名実ともにトップクラスのマニュファクチュールブランドと言えます。
※2007年、従来のヒゲゼンマイより耐久性が各段にあがったブルーパラクロムヒゲゼンマイを採用開始。ロレックスは時計の堅牢性・防水性のためシースルーバックを採用しておらず、ムーブメントの存在を感じられるのはその精度・性能のみ。
着飾らず、実用性をひたむきに追及する、クラフトマンシップ溢れるマニュファクチュラーです。 出典:https://www.rolex.com/ja
ロレックスの悲願とも言うべき完全自社製クロノグラフムーブメント。
2000年発表。マニュファクチュールに歴史を持つメーカーであってもクロノグラフの製造が可能なところはわずかで、ロレックスでもゼニス社のエルプリメロ400をベースに独自改良したCal.4030を使用していました。そんな歴史を経て誕生したCal.4130。
使用モデルは、デイトナ。
ロレックスの中でもトップセールスを誇るモデルです。完全自社製クロノグラフウォッチを完成させるに留まらず、その新ムーブメントはCal.4030をさらにブラッシュアップしたものでした。部品数を削減しよりスリムに、パワーリザーブも52時間から72時間と大幅に増加。毎時28,000振動で高精度を維持します。
クロノを制御するための機構にコラムホイールを採用、滑らかな操作性を実現した高級仕様ムーブメントと言えるでしょう。 出典:https://www.rolex.com/ja
2015年に発表、2016年デイデイトに搭載され話題を呼んだムーブメントCal.3255。
独自の、そして新たな基準のもと、精度・パワーリザーブ・信頼性・耐衝撃と耐磁性、操作性が見直された、ロレックスが「新世代」と謳うムーブメント。
その基準は、クロノメーター規格を超えたと言われています。また、最新パーツの使用によりオーバーホール期間の延長を可能に。パワーリザーブ約70時間と合わせ、14件もの特許を習得したロレックス最新技術の集大成とも言うべきムーブメントです。 出典:https://www.rolex.com/ja
2005年、GMTマスターⅡに搭載され、2つめのタイムゾーンを示す24時間針を備えました。
合計で3ヵ国時刻を一目で視認させるロレックスの多機能ムーブメント。他のロレックス社製ムーブメント同様精度の高さが折り紙付きなことはもちろん、耐磁性が強く、プログラマーやエンジニアでも身につけやすいのがポイント。ちなみにエクスプローラーⅡ Ref.16570(後期、現行ではCal.3187)にも搭載されています。 出典:https://www.rolex.com/ja
2010年、エクスプローラーⅠの新作Ref.214270とともに世に出たノンデイト3針ムーブメントCal.3132。
ロレックスのラインの中で最もシンプルでベーシックなモデルに搭載されるに相応しい、実用に徹したムーブメントです。パラクロムヒゲゼンマイに加えてパラフレックス ショック・アブソーバが設置。
これは、ムーブメントの大きな弱点である磁力・衝撃への耐性を上げたものです。エクスプローラーⅠはエントリーモデルとしても人気のため、手の届きやすい価格でロレックスの職人魂を感じられる一本と言えます。 出典:https://www.rolex.com/ja
ロレックスが誇る複雑ムーブメントと名高いCal.4161。
世界初のレガッタ・クロノグラフ機構を備えました。この開発にロレックスは4年以上の歳月をかけたと言います。レガッタ・クロノグラフとはカウントダウンができる機能のことで、本格的なヨットレースに特化したヨットマスターⅡにのみ搭載。
最大10分間のカウントダウンが可能です。リング・コマンドベゼルと呼ばれる、ベゼルとムーブメントを連動させた機能によりそのオン・オフ操作が簡単にできることも魅力。実際にこの機能を使うことは稀かもしれませんが、ロレックスの技術力は留まらないことを思い知らされる、ロレックスファンにも機械式時計愛好家にもたまらないムーブメントではないでしょうか。 出典:https://www.rolex.com/ja
ムーブメントの大敵・磁気。
衝撃や浸水と違って明らかではなく、短時間とはいえ修理のためには脱磁機を要することも厄介な存在です。そんな磁気への対策にも余念がない、実用時計の王者・ロレックス。
唯一の耐磁時計・ミルガウスにCal.3131を搭載しています。通常耐磁時計というとケースにその機能を備えムーブメントに届かないようにするものですが、ロレックスはムーブメント自体に対策を施しました。
これには非常に高い技術を要します。Cal.3131は、磁気の影響を受けやすいパーツに常磁性素材を使うことにより実現。
例えばニッケル・リン合金によるパーツ製造や、ブルーパラクロムヒゲゼンマイを採用したのです。ちなみに高性能磁気遮断ケースと合わせて、1000ガウス(フランス語でミルガウス)の磁気に耐えうる仕様となりました。 出典:https://www.rolex.com/ja
ロレックス史上、最も複雑にして至高と言われるCal.9001は、2012年新作 スカイドゥエラーとともにバーゼルワールドにて発表、一気に世間の話題をさらいました。
ダイアル中央で目を引くGMTディスク、24時間針に加えて、ロレックスウォッチ初となる年次カレンダー機構―サロス―を搭載しています。サロスは古代ギリシャで日食・月食現象のことを指し、ダイアル外周の小窓で月を、3時の小窓で日付を表示させるという大変ユニークな機構。
加えてGMT機能を有しますが、従来のGMTマスターⅡとは異なり、ダイアル中央のディスクが回転することにより第2タイムゾーンを表示する仕様となりました。
さらにヨットマスターⅡで開発されたリングコマンドベゼルを改良、ベゼル、リューズ、ムーブメントの連動により、日付、ローカル・ホームタイム操作をより容易に。デイトナCal.4130にも採用されるボールベアリング式ローターによりパワーリザーブ約72時間を実現していることも、実用性を大切にするロレックスらしいムーブメントと言えます。  当店でもロレックスと肩を並べてトップクラスの人気を誇るオメガ。
ブランド名は1894年、オメガ―究極―という名の伝説的なムーブメントを発表したと同時に誕生しました。
精度を競う様々なコンクールで受賞、新記録を打ち出すなど、精密機器としての時計をどのブランドよりも追求してきたメーカーと言えます。近年コストカットによりムーブメントの自社開発を控えていましたが、2007年に30年ぶりとなる自社ムーブメントを開発。
さらには世界初となる「マスタークロノメーター」認定モデルの開発にも成功し、歴史あるマニュファクチャーとしての威厳を再び返り咲かせました。 出典:https://watch-journal.net/
2007年、30年ぶりの自社開発ムーブメントとして堂々発表されたCal.8500/801。
ETA社の協力のもと、綿密な検査を経て、オメガらしい最高の精度と信頼性を全面に誕生しました。特筆すべきは性能だけではありません。
このムーブメント、アラベスク(アラビア風)のコート・ド・ジュネーブ装飾と呼ばれるロジウムプレート仕上げが施され、シースルーバックから光を受けると独特の光沢を放つのです。また、他の自社製ムーブメントにも見られますが、オメガはゴールドモデルのムーブメントにはローターとテンプを支えるブリッジがゴールド製になっているところもこだわりを感じますよね。ちなみに「コーアクシャル」とはオメガ独自の機構で、パーツの摩耗を抑える壊れにくい脱進機”のこと。Cal.8500は最初にデ・ヴィル アワービジョンへの搭載から始まり、現行では“デ・ヴィル”やダイバーズウォッチ“シーマスター アクアテラ”シリーズで活躍します。 出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
ムーブメントにとって磁力は故障の大きな原因であり、各社耐磁時計の開発に取り組んでいますが、オメガもロレックス同様、ケースではなくムーブメントそのものに帯磁対策を施す数少ないマニュファクチュラーです。その手法は、ヒゲゼンマイを始めムーブメントのパーツ自体を非磁性体部品で構成する、というものです。
これにより磁気を遠ざけるのではなく、磁気自体気にする必要がなくなりました。このCal.8508、なんと15,000ガウスもの磁気に耐えうるもの。
この数値はもちろん世界初で、MRIの中に入れても影響を受けません。軟鉄製インナーケース等を用いないため、他のオメガモデル同様シースルーバックからこのムーブメントを垣間見ることができます。このコーアクシャル Cal.8508は、今後順次オメガウォッチに搭載されていくというから驚きです。 出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
コーアクシャルCal.8500をさらに改良して製造された、クロノグラフムーブメントが2011年のバーゼルワールドで発表されました。通常クロノグラフモデルはダイアル上に3つのインダイアルで構成されますが、このCal.9300/9301は60分・12時間の積算計の2つのみを同軸上に並べました。ムーブメントはコーアクシャル機構ですが、Cal.8500より軽量化され、さらに非帯磁性のシリコン製ヒゲゼンマイが採用されたことにより、より実用に即したムーブメントに。
パワーリザーブは約60時間。“シーマスター プラネットオーシャン”や“スピードマスター ムーンウォッチ”などに搭載されています。 
2016年に発表されたムーンフェイズ付きスピードマスター向けに製造されたのal.9904。クロノメーターの認定はもちろんのこと、磁気(15,000ガウス以上!)や衝撃、防水性能といった耐久性テストにも合格したマスタークロノメータームーブメントです。マスタークロノメーターとはスイス連邦計量認定局(METAS)とオメガが2015年に共同発表した品質規格で、Cal.9904を搭載し2016年バーゼルワールドで発表されたスピードマスター ムーンフェイズ クロノグラフが初の実施機となりました。パワーリザーブは約60時間となっています。 出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
オメガの自社ムーブメントの中核を担うムーブメントCal.8900。
こちらもマスタークロノメーター認定。
“シーマスター プラネットオーシャン”、“デ・ヴィル アワービジョン”など、そしてオメガの精度追求の象徴とも言うべき“コンステレーション”に搭載されています。シンプルゆえ精度・性能が研ぎ澄まされ、3針モデルの新たなるスタンダードとなりそうです。  外見やその機能が生まれた背景がカッコいいクロノグラフモデルですが、一つの複雑機構であり、前述したように自社生産が難しいムーブメントです。そんなクロノグラフと密接な関わりを持ち、その関係性は20世紀初頭から続いている稀有なブランド・ブライトリング。2009年に初の完全自社製ムーブメント”Cal.01″を発表。その後もGMTやワールドタイム機能を備えたムーブメントなど、オリジナルを次々と投入してきました。
いずれもクロノメーター規格を満たした高性能なもので、かつ自社製ムーブメント搭載モデルのみ保証期間を5年設けていることに、並々ならぬ自信が伺い知れます。 出典:https://www.breitling.co.jp
1969年、ブライトリングはタグ・ホイヤー等と共同のもと、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントの開発に成功した経緯を持ちます。
だからこそ定番モデル・クロノマットのために製造されたCal.01は、高い機能を備えた、ブランド初にふさわしいムーブメントでした。特筆すべきは時間帯を気にせずにカレンダーを早送りできる設計。
従来の機械式時計では、日付調整の時間帯によって故障を招くことがありましたが、ブライトリングはその弱点を克服。約70時間のロングパワーリザーブと合わせて、実用機として申し分ありません。 出典:https://www.breitling.co.jp
Cal.01の操作性・信頼性はそのままに、GMT機能を搭載させたムーブメント。
さらに秒針を停止させず、ローカルタイムを調整することができます。ブライトリングの定番であるクロノマット、ナビタイマーに採用されていますが、どちらも非常に高い人気を誇ります。 出典:https://www.breitling.co.jp
Cal.01をベースに、世界24都市のタイムゾーンを同時に表示することができるワールドタイムを搭載した、世界の旅行者のためのムーブメント。
都市ディスク・24時間計ディスクいずれもリューズ一つで容易に操作が可能です。 出典:https://www.breitling.co.jp
「30秒クロノグラフ」という特許技術を組み込んだムーブメント。
30秒クロノグラフとは、クロノグラフ秒針を30秒でダイアル一周としているため、コンマ秒単位までの計測を正確に読みやすくした機能です。まさにクロノグラフのアイデンティティとも言える、モータースポーツに特化した機能と言えます。 出典:https://www.breitling.co.jp
ワールドタイム機能を搭載しながら、ブランド初となる3針モデルの、シンプルな自動巻きムーブメントを誕生させました。
2015年バーゼルワールドで発表。約70時間のパワーリザーブを保ちつつ、ムーブメントサイズをコンパクトにする。
そのために香箱が2つのツインバレル方式になっているのも特徴です。 マニュファクチュールとはマニュファクチャ(工場制手工業)を語源とし、本来はブランドの付加価値というよりも製造効率を上げるための手段でした。
時は1865年。ゼニスの創業者ジョルジュ・ファーブル=ジャコは時計の大衆化を予見し、選ばれた職人たちがより効率的に、より信頼性高い製造に集中できるマニュファクチュール確立に成功。
即ちゼニスとは、歴史的にも実際的にも老舗マニュファクチュールを代表する存在なのです。そんなゼニスだから、傑作と名高いムーブメントを今に至るまで生み出し続けてきました。
その数なんと600超え!ゼニスは他社にもムーブメントを提供しており、品質に非常に厳しいロレックスのデイトナに搭載されていたことは記憶に新しいです。 エル・プリメロの基本型であるCal.400/Cal.400B
ゼニスの象徴でもあり情熱そのものとも言うべきエル・プリメロ―エスペラント語で、No.1―。
1969年に誕生してから、50年近く経た今なお現役選手として、多くの時計愛好家を魅了しています。誕生の同年、ブライトリングらが同じく自動巻きクロノグラフムーブメントの開発に成功していますが、ゼニス社製は毎時36,000の高速振動、一枚岩のコラムホイールとボールベアリング式センターローターに基づいた、老舗らしい伝統を大切にした、それでいて信頼性高いものでした。現在ではエル・プリメロをベースに、様々な機構・機能を搭載した名作が製造されています。 
10秒でダイアル上を1回転する、0.1秒セコンドクロノグラフ搭載ムーブメント。パワーリザーブ約50時間。 
グランデイト、ムーン&サンフェイズ、そしてクロノグラフ機能と三つの複雑機構を備えたエルプリメロ 4047。パワーリザーブ約50時間。 クロノグラフ以外にも傑作が多いのがゼニス。
とりわけ3針薄型ムーブメント“エリート”はゼニスのドレスウォッチのメインムーブメントとして活躍します。振動数28,000/時のハイビートでありながら、約50時間以上ものパワーリザーブ。厚さ4mm以下と、デザイン性にも妥協しないところに老舗マニュファクチャーの矜持を感じます。 新しいウルトラスリムケースに収められた、自動巻きムーブメント。
コート・ド・ジュネーブ装飾が施され、内外ともに美しい一本を作り上げたと言えます。 約100時間もの超ロングパワーリザーブを誇りながらも、エリートらしいシンプルな薄型キャリバー。   19世紀前半、スイスはジュウ渓谷。
高級時計のマニュファクチュールを既に確立していた由緒正しい名門がジャガールクルトです。レベルソやマスターなど、独特でありながら上品、それでいて信頼性の高い伝説的な時計の数々を生み出してきました。ジュウ渓谷は“時計の谷”とも称される、時計製造が根づいた場所。
そこで長い歴史を刻んできたジャガールクルトは、「時計の価値はムーブメント」にあることをDNAに刻まれたブランドと言えます。それを証明する、ジャガールクルト社製ムーブメントの特徴は以下の二つ。 
ジャガールクルトはどんなに高度で、どんなに資金がかかったものであったとしても、独自の非常に厳格な1000時間品質検査を通らなかったものは商品化しません。このテストは1992年より開始され、多くの分野でクロノメーター規格を上回るものです。 
実用機であってもコート・ド・ジュネーブ装飾などが施されていることは多いですが、ジャガールクルトは見えないパーツにもこだわりぬいた、精度のみならず美しさにも目を見張るムーブメントを生み出します。ペルラージュ装飾と呼ばれるうろこ状の模様があしらわれていますが、これはユーザーが外からは見えない面にも施されているのです。また、真鍮ではなく、ホワイトゴールドやプラチナ製のプレートを使用したものも。美しい機能には美しい器が伴うことを熟知している名門ならではです。 ちなみにジャガールクルトはそのモデルに合ったムーブメントを都度製造するため、種類は3000を超えると言われています。ジャガールクルトに時計愛好家のファンが多いのは、こういった一本いっぽんの時計に品質へのこだわりと歴史の重みが感じとれるからではないでしょうか。 ジャガールクルトのロングセラーでありフラグシップ・レベルソ。
ポロ競技のために開発されたストーリー、ケースの表裏に別のダイアルを持つ世界初反転式角型ケースなど愛好家の間では有名なモデルです。レベルソに搭載されたムーブメントは、そのケースに合わせるように角型のものが見られます。
そのためケースとムーブメントの間に一切の無駄な空間を排除した、調和のとれた一本に。ムーブメントは、その時計の機能・品質・デザイン全ての心臓であることにレベルソを見ると思い至ります。 出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/home-page.htmlパワーリザーブ約42~45時間、振動数21,600/時。 出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/home-page.html一つのダイアル上に時分、日付、曜日、月、ムーンフェイズを表示するトリビュートカレンダー機能搭載。
パワーリザーブ約42時間、振動数21,600/時。 出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/home-page.htmlミニッツリピーター搭載。
パワーリザーブ約35時間、振動数21,600/時。 角型ケースのイメージが強いジャガールクルトですがラウンドケースのマスターコレクションも人気です。
マスターコントロールは機能を際立たせるためシンプルなデザインが特徴的で、高品質ムーブメントに定評あるモデル。
薄型のものが多いため、上品な印象を与えます。 出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/watches/master.htmlクロノグラフ搭載。
パワーリザーブ約65時間、振動数28,800/時。 出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/watches/master.html厚さ10mm以下のウルトラスリムケースにおさまった、薄型ムーブメント。
パワーリザーブ約43時間、振動数28,800/時。 出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/watches/master.html8日間ものパワーリザーブを備えた手巻きムーブメント。
振動数は28,800/時。  技術革新の第一はムーブメント製造をマスターすること―。
世界最高峰に君臨するパテックフィリップは、老舗としてのステータス性のみに拠らず、マニュファクチュールでも他の追随を許しません。
とりわけ複雑機構搭載ムーブメントの開発力は非常に優れ、コンプリケーションシリーズとしてラインナップしているほど。パテックフィリップのムーブメント開発は、16種の基本キャリバーがベースとなります。
そこに複雑機構を加え、そしてよりスタイリッシュに、より美しく、常にイノベーションの歩を止めることはありません。また、パテックフィリップのモデルに高い格調が備わる大きな理由として、見事なムーブメント装飾が挙げられます。パーツの一つひとつを根気よくポリッシュ仕上げし、その全ての縁に面取りを施しています。
地板の両面にはペルラージュがあしらわれ、さらに受けにはコート・ド・ジュネーブ装飾を。この工程の全てはパテックフィリップの中で連綿と継承されてきた手作業による職人技で、今日では稀少な道具を用いて為されています。
現代テイストを取り入れつつも伝承技術を誠実に守り抜く。
冒頭で紹介した企業理念は、200年以上続く老舗ならではが抱ける情熱と言えます。 出典:https://www.patek.com/en/
クォーツに機械式時計が押され始めた1970年代、救世主となったCal.215。
薄型のCal.175を進化させ、2.55mmの薄型でありながら28,800振動/時と当時としてはハイビート手巻きムーブメントの開発に成功しました。カラトラバやゴンドーロなど、今なお多くの手巻式に採用されています。パワーリザーブは約44時間。     出典:https://www.patek.com/en/スクェアもラウンドフォルムも、ムーブメントは同一、というブランドは多いです。
これによりケース内部に余分な空間が生まれることがありますが、ムーブメントに合わせたケース製造には高い技術力が必要。パテックフィリップは製造したいモデルに合わせたムーブメントを生み出すことができる、数少ないブランドです。Cal.25-21 RECは角型・トノー型のゴンドーロのために開発されたムーブメントで、薄型、角型ながら四隅をケースに合わせシェイプさせられています。パワーリザーブは約44時間、振動数28,800/時。  出典:https://www.patek.com/en/
2100年まで調整不要の永久カレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフ、ムーンフェイズと複数の超複雑機構を搭載した、多くの時計愛好家の憧れのムーブメント。
振動数28,800/時、65時間ものロングパワーリザーブを実現しながら、厚さはわずか8.70mm、緻密で優美な設計が為され、さながら芸術品と呼ぶべき逸品です。2014年、Cal.CH 29-535 PS Qが搭載されたRef.5270が発売されましたが、なんとその定価は約2千万円!製造に非常に高いコストがかかるため、オーバーホール代も別途高く設定されています。   出典:https://www.patek.com/en/
手巻きCal.215同様、1970年代に開発されて以来様々なモデルに搭載され、ムーブメント開発のベースとなる名作機。
Cal.240系は効率的な巻き上げを行うマイクロローターをムーブメントに完全に統合、特許を取得しました。カラトラバやノーチラスなど、パテックフィリップの定番から永久カレンダーやムーンフェイズを搭載したコンプリケーションなど様々なモデルで垣間見ることができます。パワーリザーブは約48時間、振動数21,600/時。   出典:https://www.patek.com/en/
初出2004年と比較的新しいながら、現行自動巻きムーブメントを代表するCal.324系。
薄型・高精度と、自動巻きの弱点を克服した名作です。第二時間帯を表示するCal.324 S C FUSなど、現代的な機構を搭載したムーブメントも人気があります。パワーリザーブは約45時間、振動数28,800/時。  出典:https://www.patek.com/en/
日常的にはあまり利用しない機能ながら、その複雑性から愛好家の間で根強い人気を誇るミニット・リピーター。
音で時刻を知らせる機構で、開発された当時はまだ夜光塗料がなかったため、暗闇でも時間を把握するためのものでした。機械式時計でこの機構を製造するブランドは限られていますが、パテックフィリップはこのR27をベースにクロノグラフやレトログラード日付表示付永久カレンダーなど、さらに複雑な機能を搭載させる驚くべきマニュファクチュールの持ち主と言えます。パワーリザーブは約48時間、振動数21,600/時。  A.ランゲ&ゾーネスーパーコピーを一言で表現すると、全ての時計を時間と手間ひま惜しまず丁寧に作りこむ、正真正銘のドイツ頑固職人ではないでしょうか。完全マニュファクチュールを持ち、とりわけムーブメント製造には一貫した理念を持ちます。
それは以下の三つ。 
通常ベースとなるキャリバーに機能を追加していくものですが、ランゲは新しい時計を決めたらムーブメントをイチから設計することから始めると言います。
莫大な時間と手間がかかるはずですが、外装だけ変えムーブメントはモデル間で使いまわして「新作」とするのではなく、内外ともにこだわりぬいたもののみを「新作」とするのです。 
A.ランゲ&ゾーネスーパーコピーのムーブメントは、時計に詳しい方なら一目でそれとわかると言います。
なぜなら、どのパーツにも必ず、いくつもの独自仕上げと装飾が施されているためです。
とりわけテンプ受けに花柄模様の伝統的モチーフをエングレービングする技法は最大の特徴にして最大の美しさ。この誇り高い哲学は、外装からは見えない部分であっても同様に根付きます。 
繊細な手作業によって丁寧に組み立てられたムーブメント。なんと、出荷前に全てバラします。
最初の組立てでは「調整」をメインに組み立てが行われるため微小な傷―顕微鏡でなければ見えないような―が付いてしまうため、とのこと。一度分解し、一点の曇りすらない状態で再度磨きやエングレービングといった仕上げ作業を行う。
そうした徹底的なこだわりにより、芸術品に匹敵するような美しいムーブメントが完成されます。 グランド・ランゲ1搭載手巻き式ムーブメント、デイト表示、ムーンフェイズ機構がついています。ムーブメントの主な材料は真鍮ですが、A.ランゲ&ゾーネではムーブメントの地板の素材に「洋銀」を採用しています。
洋銀は真鍮よりも硬く、強度に優れ、銀白色の美しい輝きを持つ高級素材。ただ、その分素材コストは高く、また加工が難しいという特徴があるため、この素材を見事に使いこなすのは当ブランドならでは。ちなみにこの見た目が特徴的なムーブメントは、4分の3プレートというドイツ・グラスヒュッテの伝統的技法。
裏蓋側全体の4分の3以上を受け板で覆うムーブメントの製造方法で、機械の安定性と堅牢性を向上させていますが、創業者のアドルフ・ランゲが開発したものです。パワーリザーブ約72時間、振動数21,600/時。 出典:https://www.alange-soehne.com/ja/A.ランゲ&ゾーネスーパーコピーがその名を時計界に再び返り咲かせることになった1994年発表のランゲ1。そのムーブメントを2015年にリニューアルした、より高精度でより洗練されたCal.L121.1です。パワーリザーブは約72時間、振動数21,600/時。 かつての懐中時計を思わせるかのような、フライバック/プレシジョン・ ジャンピング・ミニッツカウンター搭載クロノグラフ。
特徴的な4分の3プレートが施されていないため、その美しくも精密・精緻なムーブメントを裏蓋から存分に鑑賞することができます。 出典:https://www.alange-soehne.com/ja/リヒャルト・ランゲ・トゥールビヨン“プール・ル・メリット”に搭載される、超複雑なチェーンフュジーとワンミニッツトゥールビヨン、そして特許を取得したストップセコンド機構を搭載したムーブメント。
ストップセコンドとは、トゥールビヨンを一度停止させ、時刻を秒単位で正確に合わせることを可能にする機能のこと。ちなみにこのプール・ル・メリット。定価は2千万超えと、数ある時計ブランドの中でもトップクラスの超高級時計に当たります。  「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」
「腕時計の歴史を200年早めた」錚々たる通り名を持つのは、アブラアン-ルイ・ブレゲ。
18世紀後半から活躍、次々と複雑かつ革新的な機構を開発・製造したまさに天才と言うべきウォッチメーカーです。これまでご紹介させていただいた永久カレンダー、ミニットリピーター、重力分散装置トゥールビヨンなど製造できるブランドが限られる超複雑機構の数々から現代の時計の原型となる機能は、ほとんど全てこの一人の男によって生み出されました。そんな天才にルーツを持つ当ブランド・ブレゲ。
ムーブメントは必ずしも完全自社製と言うわけではなく、レマニア社製のものなどをベースに改良が施されています。しかし、ブレゲはより美しく、より高い機能の追求を止めることはありませんでした。
例えばシリコン製ガンギ車とアンクルの開発。これは、2006年、機械式ムーブメントのパーツにシリコン素材を採用したもので、故障の影響である帯磁への対策です。
耐久性にも優れ、慣性を下げてくれるだけでなく、潤滑油を必要とせず、複雑な形状であっても自由に成形できる優れもの。現在では主流となりつつありますが、早い段階から実用に成功していたのはブレゲです。また、ローターの振動数72,000/時と驚くべきハイビートを実現したりと、再び時計製造技術に新たな革命を起こしつつあります。
18世紀に祖・ブレゲがそうしたように。 出典:https://www.breguet.com/en/手巻き式。クロノグラフ搭載、コラムホイール式のため滑らかな操作性を実現しています。
パワーリザーブ約48時間。 出典:https://www.breguet.com/en/自動巻き式。イクエーション・オブ・タイム、永久カレンダー、トゥールビヨン搭載モデル。
レマニアをルーツに持ちながら、全くの別物と言っていいい傑作機です。約80時間ものロングパワーリザーブ。 出典:https://www.breguet.com/jp毎時72,000振動という超ハイビートムーブメント。フライバック・クロノグラフを搭載しています。
パワーリザーブ約40時間。 各社がこだわりぬいた傑作機の数々はやはり汎用のものと比べると割高で、また外装からは全貌を見ることもできません。
しかし、やはり高級時計の真髄と情熱はムーブメントにこそ込められているのではないでしょうか。直径40mmそこそこの宇宙で繰り広げられる精緻かつ芸術的な技巧。
これから高級時計を買う際の、指標の一つになれば、と思います。 関連記事ムーブメントで選ぶならコレ!良質な腕時計12選徹底解説!機械式時計の動く仕組みロービート?ハイビート?機械式時計の振動数による違いを解説 

徹底解説!アニュアルカレンダーとパーペチュアルカレンダーの違い

高級腕時計にはカレンダーを搭載したモデルが数多く存在しますが、そのカレンダーには”いくつかの種類”があることをあなたはご存知でしょうか。ほとんどのカレンダーは1日~31日を順に表示する設計の日付表示機能となっていますが、一部のモデルにはアニュアルカレンダー・パーペチュアルカレンダーと呼ばれる上位機能が存在します。この2つのカレンダーは1流ブランドにしか作り出すことのできない複雑機構であり、時計ファンの永遠の憧れです。今回は機械式時計の複雑機構「アニュアルカレンダー」と「パーペチュアルカレンダー」がどんなモノなのかを説明すると同時に、その違いについても解説していきたいと思います。  一般的な時計に使われている日付表示機能は「1日~31日」を順に表示する設計です。この機能は針が2周すると日付が1日進む設定となっており、31日まで進んだ後はまた1日に戻ります。そのため、31日が存在しない2/4/6/9/11月の場合は月末に自身で修正を加える必要があります。このカレンダー修正を機械式時計の楽しみと捉える人もいますが、逆に煩わしいと思う人も中には存在します。そこで作られたのが「アニュアルカレンダー」搭載モデルです。アニュアルカレンダーは通常の日付表示機能の上位版ともいえる機能。アニュアルカレンダーは1年間の日付を自動的に修正して表示する機能であり、月の大小を判別して日付を先送りする精巧なメカニズムが年間の修正作業をすべて行ってくれます。2月の末日は判別しない為、「アニュアル」という言葉が「年1回」を意味するように、「3月1日」の1回のみ日付を手動で変更する必要があります。 ランゲ&ゾーネスーパーコピー サクソニア 330.032 / パテックフィリップ ムーンフェイズ 5146G-001 年1回の修正で済むアニュアルカレンダーに対し、パーペチュアルカレンダーとは月による日数の違いや、4年に1度の閏年の調整などを自動的に行うカレンダー機能です。この機能は永久カレンダーとも呼ばれ、丸1世紀にも渡り手作業での更新の必要性がなくなりました。また、このパーペチュアルカレンダーは世界三大複雑機構の1つに数えられる超複雑機構であり、1795年に天才時計師ブレゲがその基本を発明したとされています。そのため、歴史としてはアニュアルカレンダーよりもパーペチュアルカレンダーの方が古いです。※アニュアルカレンダーは2000年前後に開発された比較的新しい機構。パーペチュアルカレンダーの特徴は紀元前46年にユリウス・カエサルが制定した「ユリウス暦」に完全適合していることです。ユリウス暦とは1年を365日と制定し、4年に1度、2月の日数を1日増やすシステムを採用した暦のことをさします。この暦は16世紀に現代の暦である「グレゴリオ暦」が採用されるまで続きました。ユリウス暦は1年を365日に制定したものですが、この365日という数字は厳密は間違っています。地球が太陽を1周する期間を1年と定めた太陽暦(ユリウス暦・グレゴリオ暦どちらも)では、1年間の日数は「365.2422日」となっており、1年間を365日で暦を回すと、実際の日数と年間0.2422日の誤差がでます。そして、この誤差を解消するためにに設けられたのが閏年です。分かりやすく少し掘り下げてみましょう。ユリウス暦では1年を365日と定めているため”0.2422日”が余ります。ただ、この日数に4をかけると0.9688日となり、約1日に限りなく近づきます。つまり4年に1度1日増やせば、小数点分のズレが概ね解消されるのです。結果的にその1日はもともと日数が少なかった2月に制定され、現在の閏年が誕生しました。時計の話に戻ります。パーペチュアルカレンダーはこのユリウス暦にピッタリ合うように設計が成されており、「閏年」を自動で調整してくれます。そのため、時計ユーザーが手動で日付調整する必要性がありません。これがパーペチュアルカレンダーの機能です。ただ、よく考えるとユリウス暦では毎年0.0078日分(4年で0.032日)のズレが生じている問題があります。いくら閏年で帳尻を合わせても、限りなく僅かに日数がズレていくのです。パーペチュアルカレンダーはユリウス暦に適合しているため、同じようにズレが発生します。この僅かなズレを解消するために制定されたのが次項で説明するグレゴリオ暦です。 現在の日本及び世界主要先進国で使われている暦は西暦1582年にローマ教皇グレゴリウス13世が制定した「グレゴリオ暦」です。グレゴリオ暦はユリウス暦をさらに細かくしたもので、閏年の扱いに新しいルールを導入したことを特徴とします。そして、その特徴とは、4年ごとに閏年を設けるシステムはそのままに、新たに西暦の年数が100で割り切れるが、400では割り切れない年は閏年ではなく平年と定めたことにあります。  西暦2000年以降の閏年は2000,2004,2008,2012,2016…と続いています。これらの数字に共通するのは4で割り切れているということです。これはユリウス暦でもグレゴリオ暦でも共通のルールでした。ですが、問題は西暦2100年。4年で割り切れる年を閏年とするルールで進むと、2088,2092,2096..と進みますが、この次の閏年は2104年です。2100年はどこいったと思いますが、この年はグレゴリオ暦の新ルール「暦の年数が100で割り切れるが、400では割り切れない年は閏年ではなく平年」というルールが適合されたことにより、閏年ではなくなっています。ちなみに2000年は400で割り切れていたため”閏年”でした。 これを踏まえると、現代に生きている私たちがパーペチュアルカレンダーを扱った場合、西暦2100年に「1日分」のズレを修正する必要があります。大半の人は生きている間に修正することはないかもしれません。また、2100年の次の修正年は2200年、2300年と100年刻みで修正が必要です。ただ、2400年は400で割り切れるため、閏年となり修正の必要はありません。 アニュアルカレンダー・パーペチュアルカレンダーを開発するブランドは世界でも有数の1流ブランドばかり。特に時計界の頂点に君臨するパテックフィリップが作り出すカレンダー搭載モデルは時計愛好家から絶大な支持を受けています。中にはクロノグラフやムーンフェイズといったカレンダー以外の複雑機構と同時に組み込んだモデルも存在しており、その技術力の高さと美しさには驚かされるばかりです。  パテックフィリップ アニュアルカレンダー ムーンフェイズ 5146P-001プラチナケースに自動巻き“Cal.315S”を搭載したアニュアルカレンダームーンフェイズです。搭載している年次カレンダーは毎年3月1日に日付修正をするだけで、あとは日付を修正する必要がありません。パワーリザーブ表示と超高精度なムーンフェイズ表示を加えて進化し、パテック・フィリップのフラッグシップモデルのひとつとなりました。  パテックフィリップ ノーチラス アニュアルカレンダー 5726/1A-001多くの人気ウォッチのデザインを手がけてきたジェラルド・ジェンタ氏が担当し、パテックフィリップの中でも人気の高い「ノーチラス」。2010年に発売されたRef.5726は搭載した初のアニュアルカレンダーモデルとして話題になりました。ケースバックからは、自社で定めた独自の品質基準・パテックフィリップ・シール(PPシール)の紋章をご覧いただけます。  ランゲ&ゾーネスーパーコピー サクソニア アニュアルカレンダー 330.026E自動巻きムーブメント「SAX-0-MAT」にビッグデイト、ムーンフェイズ、月・曜日表示を組み込んで新たに開発されたアニュアルカレンダー搭載モデルです。46時間にも及ぶパワーリザーブと3/4スケールローターを搭載し、ケースバックからは熟練した職人による芸術的な彫刻を施したムーブメントをご覧頂けます。時計であると同時に、カレンダーでもあり、芸術品でもある1本です。  パテックフィリップ パーペチュアルカレンダー 5140R-001超複雑機構であるパーペチュアルカレンダーを搭載しながらも圧倒的な薄さを誇る5140R-001。このモデルは極薄型ムーブメント Cal.240Q を搭載することで、厚みを抑え装着感を向上させています。シースルーバックからはマイクロローターを搭載した美しいムーブメントをご覧頂けます。また、ワインダー機能が付いた内箱や世界各国のACアダプターが付いており、付属品にも拘りが感じられる逸品です。  パテックフィリップ パーペチュアルカレンダー 5140P-013インデックスにセットされたダイヤモンドがブラックダイアルとのコントラストによって力強く煌めくゴージャスな逸品。ケースにはプラチナが使われており、最高級の美しさを放ちます。ちなみに価格も1000万円越えと最高クラスです。  ブレゲ パーペチュアルカレンダー クロノグラフ 5617BR/1E/9VRブレゲの美と技の結晶パーペチュアルカレンダークロノグラフ。永久カレンダーに加え月齢表示を文字盤に配置したコンプリケーションウォッチです。ブルースティールの針、ケースサイドのコインエッジ、職人が1本1本手作業で彫り込んだギョーシェなど、ブレゲ独特の意匠が詰まった逸品です。  IWC ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー IW502213IWCが放つ究極のパーペチュアルカレンダー搭載モデルがコチラ。永久カレンダー・ムーンフェイズ機能に加え、7日間パワーリザーブ誇るハイスペックモデルです。エレガントな雰囲気と、高級感溢れるローズゴールドケースは相性抜群!背面は限界まで視界を広げたシースルーバックとなっており、ムーブメントの美しさを堪能することができます。 以上がアニュアルカレンダーとパーペチュアルカレンダーの違いです。日常的にはどちらも日付を修正する必要性はほとんどなく、カレンダー機能としては非常に優秀です。ただ、パーペチュアルカレンダーはアニュアルカレンダーに比べ機構が複雑になるため所有欲を満たしてくれますが、その分価格も高くなります。どちらを選ぶにせよ、時計ファンとして是非一度は手にしたい時計であることは間違いありません。 

おすすめクロノグラフはコレ!人気腕時計ブランドから厳選してみました

機械式腕時計において最もメジャーな複雑機構といえば「クロノグラフ」の名が挙がるでしょう。クロノグラフは俗にいうストップウォッチ機能のことで、その呼び名はギリシャ語のCHRONOS(時間)とGRAPH(記録する)を合わせた造語として作られました。そしてクロノグラフは縦目もしくは横目の2種類に分類することができます。今回は縦目と横目の違いについて解説すると同時に、有名ブランドはどちらのタイプを製造することが多いのかを調べてみました。 モデルによって細かな違いはありますが、インダイヤルが縦目に並んでいるモデルを縦目クロノグラフといいます。30分計が12時位置、12時間計が6時位置、秒針が9時位置に配置されているものが一般的です。縦目タイプの場合”3時位置”にスペースが開くため、この位置にカレンダーやパワーリザーブが配置されることが多いのが特徴。文字盤のデザインがシャープに見えるため、スタイリッシュな一本を求める方にオススメなクロノグラフといえます。 対して、インダイヤルが横に配置されているものは横目クロノグラフと呼ばれます。横目クロノグラフの配置は30分計が3時位置、12時間計が6時位置、秒針が9時位置に設定されていることが一般的です。近年流行しているスポーツウォッチに幅広く使用されているが横目タイプ。縦目タイプとは違い12時位置が空くため、ブランドロゴが配置されることが一番多くなっています。  現代におけるクロノグラフモデルは各ブランドの主力商品として花形ポジションを確立しています。その人気は非常に高く、毎年のように新たなモデルが展開されるほど。ただ、ここまでクロノグラフをメジャーなモデルとした要因の一つには、「バルジュー7750」の存在が大きかったといわれています。出典:https://www.calibre11.com/history-eta-7750-tag-heuer-calibre-16/バルジュー7750は1980年代に汎用ムーブメント製造メーカーETAが作り上げたクロノグラフムーブメントです。今でこそ各時計メーカーは当たり前のように自社ムーブメントの開発に取り組んでいますが、70年代に起こったクォーツショックの影響により存続すら危ぶまれていた当時の時計界にはそんな体力はありませんでした。そのため、各時計メーカーはETAのバルジュー7750を使用し、多くの名作クロノグラフを作り上げたのです。
出典:https://www.calibre11.com/history-eta-7750-tag-heuer-calibre-16/バルジュー7750は大量生産に向いた作りとなっており、高いカスタム性を秘めていました。そのカスタム性を駆使し、各時計メーカーは次々に個性溢れるクロノグラフモデルを展開します。結果的にバルジュー7750を使用したモデルはヒット商品を連発し、再び機械式時計が注目されるキッカケをつくりました。この歴史から、バルジュー7750は時計界の救世主とも呼ばれており、現在でもこのムーブメントをカスタムしたモデルが存在するほどリスペクトされています。ちなみにバルジュー7750の設計は「縦目」だったため、80年代~00年くらいまでは「縦目」クロノグラフが主流デザインでした。 時計界が息を吹き返した80年代以降は縦目が主流だったクロノグラフ。では、現代はどちらのタイプが主流なのでしょうか?ここでは各有名ブランドのクロノグラフがどのようなデザインを採用しているのか調べてみましたので、是非ご覧ください。 デイトナ 116500LN / デイトナ 116519LNロレックスのクロノグラフといえば、時計ファンの永遠の憧れ「コスモグラフデイトナ」です。デイトナシリーズは全て横目クロノグラフが採用されています。デイトナによってクロノグラフは横目といったイメージをもつ人も多いのではないでしょうか? チュードルにしか見受けられない縦目クロノグラフ チュードル クロノタイム 79260元々はロレックスの普及版として開発されたチュードルですが、実は至る所でロレックスとの差別化が図られています。チュードルならではの個性が垣間見えるのがクロノグラフモデルである「クロノタイム」です。コチラのモデルは本家ロレックスにはない縦目クロノグラフを採用し、ロレックスとは一味違う魅力を打ち出しています。ただ、チュードルの場合は縦目だけでなく、横目クロノグラフも用意されているのもポイントです。 スピードマスター 311.30.42.30.01.005オメガといえば、真っ先に浮かぶのが月に到達した伝説を持つスピードマスター。こちらもデイトナと同じく横目クロノグラフが採用されています。ただ、生産終了モデルの中には僅かに縦目クロノグラフも存在。そして、縦目モデルはバルジュー7750が使用されていることが特徴です。 スピードマスター オートマチック 3513-50このモデルは木村拓哉さん主演の「エンジン」にも使用されたモデルとして知られています。今では幻となった縦目スピードマスターとしても貴重です。 カレラ キャリバ― ホイヤー01 CAR201U.BA0766 / カレラ キャリバー1887 CAR2A10.BA0799近代的デザインとリーズナブルな価格設定により高い人気を誇るタグホイヤー。新シリーズ「ホイヤー01」、初の自社ムーブCal.1887を搭載したカレラ1887といった人気コレクションのほとんどが縦目クロノグラフとなっており、他の有名ブランドとは一味違う魅力を放っています。ちなみに縦目が多い理由として、タグホイヤーは「バルジュー7750」をリスペクトしており、同ムーブメントをベースとしたCal.16を主力ムーブメントとしてきた期間が長かったことが挙げられます。 モナコ キャリバー12 クロノグラフ CAW2111.FC6183ただ、全てのクロノグラフが縦目というわけではなく、モナコやフォーミュラ1などは横目クロノグラフが採用されていることも見逃せないポイントです。タグホイヤーのクロノグラフには多様性があります。 ルミノールクロノグラフ PAM00074一目見てパネライとわかる独特のケースが魅力のパネライ。同ブランドのクロノグラフモデルはルミノールクロと呼ばれるモデルですが、コチラのモデルはほぼ全てのモデルに横目クロノグラフが採用されています。デカ厚でつくられたケース形状にはやはり横目が似合うと思います。 ポルトギーゼ クロノグラフ IW371402 / パイロットウォッチ  プティ・プランス IW377717シンプルで正統派なデザインで流行に流されない魅力を持つIWC。そのフラッグシップモデルであるポルトギーゼは縦目クロノグラフが採用されています。また、その他の人気コレクションの「インヂュニア・パイロットウォッチ・ポートフィノ」にも縦目が採用されていることも特徴です。この縦目への拘りはタグホイヤーと同じく、「バルジュー7750」の影響が強いといわれています。実際にポルトギーゼの人気モデル IW371446にはバルジュー7750をベースにしたIWCキャリバー79350が搭載されており、ポルトギーゼのデザインの基礎ともなっています。 IWC ポルトギーゼ クロノグラフ IW371446 ナビタイマー01 A022B01NP / ナビタイマー ワールド A242B26NPブライトリングは1969年に世界初となる自動巻きクロノグラフを発表したクロノグラフモデルの雄。クロノグラフモデルにとても力を入れているブランドであり、時計界屈指のラインナップを誇ります。ナビタイマー・クロノマット・アベンジャー等、どの人気モデルにも縦目・横目の時計が豊富に存在しているため、自分好みのクロノグラフを選ぶ楽しさも味わえるでしょう。 ビッグバン ウニコ チタニウム 411.NX.1170.RXウブロの時計は伝統的な時計作りの技術と最先端のデザインを融合した革新的腕時計です。フラッグシップモデルであるビッグバンを含む全てのクロノグラフが横目クロノグラフ設計になっています。 コンプリケーション 5905P-010 / ノーチラス トラベルタイム  5990/1A-001時計界の頂点に君臨するパテックフィリップが放つクロノグラフは他のブランドのモノとは一味違います。というのも、クロノグラフ搭載モデルはコンプリケーションモデルであることが多く、縦目横目の概念を超えてしまっているのです。さすがパテックフィリップ。 ロイヤルオーク  26320OR.OO.D088CR.01 / ロイヤルオーク オフショア 26470ST.OO.A027CA.01世界3大時計ブランドに数えられるオーデマピゲのフラグシップモデルはロイヤルオーク。ロイヤルオークには従来のクロノグラフモデルと1993年に登場したスポーティーなオフショアクロノグラフが存在します。エレガントさが魅力の通常クロノグラフモデルは横目、オフショアクロノグラフは縦目となっているのが特徴です。 オーヴァーシーズ  49150/B01A-9745 / オーヴァーシーズ  49150/B01A-9095オーデマピゲと同じく世界3大時計ブランドに数えられるヴァシュロン。ヴァシュロンにはいくつかのフラッグシップモデルが存在しますが、クロノグラフとしてはスポーツウォッチであるオーヴァーシーズが人気です。1996年に初めてのモデルが発売されたオーヴァーシーズは横目クロノグラフが基本。日本ではあまり知名度は高くありませんが、雲上ブランドが放つクロノグラフとして非常に美しい仕上がりとなっています。 クロノマスター51.2161.4047/75.C713 / クロノマスター 03.2080.4021/21.C496ゼニスといえば36,000振動のハイビートを誇るエルプリメロムーブメントを開発したことが有名です。9時位置から12時位置にかけてムーブメントを覗けるように文字盤をくり抜いた「クロノマスター」はゼニスの中でも圧倒的な人気を誇ります。このデザインを生かすため、ゼニスのクロノグラフは全て横目で設計されているのが特徴。ゼニスの強いこだわりを感じる事ができます。 ブルガリ / シャネル / ハリーウィンストン宝飾系・高級ファッションブランド系のクロノグラフには横目のクロノグラフが採用されていることが多いです。上記のブランド以外にもショパール・ルイヴィトンといったブランドも数多くの時計を製造していますが、クロノグラフは横目のモノが大半を占めます。 エルメス クリッパークロノ メカニックダイバーズ ただ、エルメスのアイコンウォッチであるクリッパーのメンズモデルには珍しく縦目のクロノグラフが採用されています。横目クロノグラフが主流の宝飾ブランド時計の中で、上手く差別化が図られていますね。 ロンジン / ハミルトン / ユンハンスリーズナブルな価格帯の機械式時計を扱う時計ブランドはETA社・セリタ社の汎用ムーブメントを使用していることが非常に多いです。これらのムーブメントを使用する場合は製造コストを抑えることが可能なため、ブランド内で両タイプのクロノグラフモデルを発売しているメーカーも存在します。 今回は各ブランドのクロノグラフが「縦目か横目か」について調べてましたが、何となく傾向は掴めたでしょうか。結果的にどちらかにデザインを絞っているブランドが多いことが判明し、どちらかといえば現在は「横目」が主流ということも分かりました。横目か縦目かによって時計のデザインや設計は大幅に変わるため、時計にとっては重要なポイントです。この記事をキッカケに、クロノグラフが縦目か横目であるかどうか興味を持って頂けたなら幸いに存じます。 関連記事【腕時計の基本】「クロノグラフ」とは?その特徴と人気モデル。世界最高のクロノグラフ。ランゲ&ゾーネ ダトグラフタグホイヤーが誇る伝説のクロノグラフが復活! オータヴィアの魅力に迫る 

A. Lange & Sohne DATOGRAPH  ランゲ&ゾーネ ダトグラフ  

早いもので今年もあと2週間で終わりです。
しかし、一年で一番忙しいだろうこの2週間、
無事新年を迎える事が出来るか心配です!今回は今年一番印象に残った時計の紹介です。 ランゲ&ゾーネスーパーコピー ダトグラフ 403.032 いや~、コテコテですか?
確かに良い時計だと言う事は周知の事実。
でもですよ、私今年じっくりと勉強しました。
ダトグラフ!!!  まずはランゲ&ゾーネスーパーコピーについて創始者はフェルディナンド・アドルフ・ランゲ。1845年グラスヒュッテの地で最初の時計工房を興した。これが元祖ランゲ&ゾーネスーパーコピー社である。「&ゾーネ」の意味する物は「息子達」ということらしく、直訳すれば「Mrランゲと息子達の時計会社」という社名。ランゲ社はその後懐中時計で順調に業績を伸ばし安定した経営を続けていたが、第二次世界大戦で設備を失い、戦後不幸にも東ドイツ共産政権の支配下のもと1951年に国家に接収され統一企業体GUB(グラスヒュッテ時計産業公社)の一員になった。GUBはそれ以降1989年のドイツ統一に至るまで延々と廉価時計の製造を続け、統一後の90年にグラスヒュッテ・オリジナルという屋号に改称しました。このグラスヒュッテ・オリジナルこそ、まさに現在まで続くグラスヒュッテ・オリジナル社です。統一後の1990年にマンネスマン財閥の資金の元、当時のIWCとJLCを率いていたギュンター・ブルムラインが、戦後西ドイツに亡命していたランゲ家のウォルター・ランゲを探し出し、ランゲ&ゾーネスーパーコピーの商標を買い戻した上でランゲ社を設立しました。ここからランゲ&ゾーネスーパーコピーの快進撃が始まります。ここまでが歴史のお勉強。 で、特徴はと言うとその1つがグラスヒュッテ様式です。4分の3プレートネジ留めシャトンブルースチールネジスワンネック緩急針などが挙げられます。  4分の3プレートこのプレートがムーブメント(香箱や各歯車等)を挟むことにより、安定した動きがしやすくなり、精度・耐久性の向上が得られるようになります。またムーブメントに汚れやゴミなどが入る可能性も低くなります。このプレート自体は自社生産をせねばならず、高い成型技術が求められ、また時計の組立工程においても熟練した技術が必要です。ちなみに地板には様銀(その昔ドイツにおける銀の代用品(ジャーマン・シルバー)と呼ばれる銅と亜鉛の合金が使われています。ほとんどの時計の地板に多く使用される真鍮です。真鍮は元々、黄色から深黄色の色合いで、ニッケルを含まないため酸化しても変化が少ないのですが、洋銀はニッケルの影響でゆっくり酸化反応が起こり、元々の明黄色の表面に黄金色の美しい緑青が生じ、美しさのみならず、酸化防止にも役立ちます。しかし、この金属は優れている特性の反面、非常に繊細です。ビスを止めるドライバーが少し滑っただけでひどい痕が付いてしまいますし、少量の汗でも付いてしまうと瞬時に拭き取らない限り、腐食して黒いくぼみが出来たり、素手で触れた物をそのまま放置すると、美しい表面がしみだらけになります。なので、ランゲの技術者は常に10本の指の全てに指サックをはめて作業しているそうです。 ネジ留めシャトンルビーなどの受け石を固定している18金の輪がシャトンです。(これはゴールド製なのでゴールドシャトンなどと呼ばれます。)軸受けの宝石が正確な向き・位置となるように、その周りを柔らかめの金で多い、さらにビスで微調整をします。受け石を固定するのにゴールドシャトンを使った理由は以前の受け石は天然のルビーを使っていましたが、強度がまばらで、損傷することが多かった様です。そんな受け石を交換する時に全てを外して交換する手間を省き、そこだけを交換出来る様にする事から始まりました。時代が変わり、合成ルビーが規格化され強度が安定した事。宝石を封入する精度が上がり、ビスを使わなくても、シャトンを入れずとも、宝石の位置が正確に固定できるようになったからと言われています。もちろん、コスト削減の側面もあった様です。 ブルースチールネジブルー・スチール製の部品を使う理由は、今も昔も変わらず、その姿がとても魅力的であることと、耐食性に優れているという点にあります。スチール部品を青く染めるためには、ゆっくり慎重に摂氏300度まで加熱させます。そうすると金属の表面にはマグネタイトのごく薄い膜が形成され、干渉現象によってスチールがコーンフラワー・ブルーの美しい輝きを放つようになるのです。しかし、温度が低くても高過ぎても、この美しいコーンフラワー・ブルーが出ないのです。 スワンネック緩急針白鳥の首(スワンネック)のように折り曲げられたスチール。これはそのスプリングの力で緩急針につながっている棒針が調整用のビスに押し付けられいて、そのビスを動かすと緩急針に付いているヒゲ棒の位置が変わり、時計の微妙な精度の調整を行うことが出来ます。  さらに付け加えると美しい装飾ではないでしょうか。洋銀で作られたパーツの表面を熟練したエングレーバーが手のひらに収まる彫刻刀でランゲ伝統の模様を丹念に彫り込まれています。その模様はフリーハンドで彫り込んでいくため、世界で一つしかないランゲ・ウオッチといえることになるのです!そしてオーナーがまず絶対見ることの出来ないパーツの裏側まで磨き込み、装飾を入れています。そのため、ムーブメントをまず未加工、無装飾の状態で仮ビスで組み立て、メカニズムが正確に機能し、精度がランゲの基準を満たすまで調整を繰り返されます。それらの条件が満たされると、再び分解して各部品を清掃、仮ビスから美しいブルー・スクリューのネジに交換し、表面に研磨、艶出しを施し、角部分の面取り加工が済んだらようやく2回目の組み立て作業が行われます。ちょっと異常とも思われるこの拘り。。。なぜ、ランゲ&ゾーネスーパーコピーの時計が高級品と呼ばれるかわかる気がします!  で、ダトグラフです!!!ダトグラフ 403.032     ダトグラフ 403.041Fちなみに左が第二世代、右が第三世代です。違いがわかりますか? 1999年に発表された『ダト』=デイト、『グラフ』=クロノグラフを意味するダトグラフ。完全自社製プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンターアウトサイズデイトフライバッククロノL951.1系ムーブメントは第一世代~第三世代まであります。(第一世代はモックアップなので、市場に出ているのは第二世代と第三世代です。)ケース径は39㍉36時間パワーリザーブ(リザーブ時間が短い様ですが、駆動時間よりもクロノグラフ作動時の等時性を考慮した為との事)そして上記のグラスヒュッテ様式バリバリです。かのフィリップ・デュフォーも愛用しているそうです。羅針の社長は愛用していません。(たぶん。) 是非、死ぬまでに一度はお願いしたい相手です!  ではでは、少々早いですが、皆さん良い年を~~~!!! 
〒104-0061 東京都中央区銀座8-7-11
ソワレド銀座第2弥生ビル 1F

03-6252-3500

11:00~19:30 (日・祝日 ~19:00)

年中無休 (臨時休業は除く) 

クロノメーター、ジュネーブシールなど、機械式腕時計の様々な品質規格

時計のダイアル上で「chronometre」―クロノメーター―という表記を見たことはありませんか。これは、時計業界では権威でもあるスイス公認クロノメーター規格によって「ムーブメントの精度、即ち時刻の正確性が信頼に足るもの」だと太鼓判を押されたモデルにのみ許された栄えある称号です。現在は電池式クォーツや電波・GPS時計などが普及しており、時計の精度は高いのが当然とされていますが、ゼンマイで動く伝統的な機械式時計にとっては、その正確性を維持することに非常に高い技術とコストを要します。近年は機械式時計の精度を始めとした品質向上の動きが高まり、それにつれて様々な規格が制定されてきました。今回はスイス公認クロノメーター規格を始め、ジュネーブシール、カリテ・フルリエ、ブザンソン規格、ドイツクロノメーター規格など時計の精度や品質を判断する厳格なテストの数々をご紹介し、またロレックス規格、グランドセイコー規格、オメガ マスタークロノメーター、パテックフィリップシール、ジャガールクルト マスター1000コントロールなど各メーカーの品質基準についてもご説明をさせて頂きます。出典:https://www.rolex.com/ja/watches/rolex-watchmaking/tested-to-extremes.html 時は大航海時代。
多発する海難事故防止のため、正確な緯度・経度の測定が求められていました。
この時代の中心にいたイギリスでは、時刻と太陽の位置からの測定のため、波の揺れにも負けない高精度の時計―マリン・クロノメーター―を開発します。
ちなみに語源はギリシャ神話の時間神・クロノスに由来し、今でも高精度な時計を指してクロノメーターと呼ぶ所以にもなっています。マリン・クロノメーターはヨーロッパで一般化していきます。
同時に精度を競うクロノメーターコンクールが各地で開かれるようになり、金、名誉、そして自らの付加価値のために時計師たちはこぞって参加しました。出典:https://museum.seiko.co.jp/knowledge/relation/relation_04/index.html時代を経るにつれ時刻の正確さはより重要度を増し、地方的なコンクールに留まらず工業製品としての規格や中立的な基準が求められるようになります。
各天文台やスイスの公的機関がそれぞれ基準を作成、製品の精度を検定するという形で時計の精度に「クロノメーター級である」などの認定が行われました。さらに近代に進むと、国際的に統一されたクロノメーター基準が求められるようになりました。
そこでスイス時計製造業者組合連合会は1939年に公的検定所を規定、1952年よりスイス・フランスによって組織されたクロノメーター作業調整国際委員会により公認歩度(精度)証明書の交付を定めます。
この協定には後にドイツとイタリアが参加し、コンクールと特別調整時計を担当する天文台,一般時計の検定局なども新たに指定・制定されました。出典:https://www.wempe-glashuette.de/bereich4-sb2.htm
1965年に国際標準化機構(ISO)でクロノメーター規格が議論され、1976年、ついに現クロノメーター規格(COSC)が制定。スイスの時計歩度公認検定局から組織変更されたスイスクロノメーター検定協会により、この規格は今なお国際基準として最も大きく最も信頼性高いものと認識されています。 現在の「クロノメーター」が意味するのは、スイス公認クロノメーター検定協会(COSC/:Controle Officiel Suisse des Chronometres)が規定するムーブメントの精度規格に合格した時計に与えられる称号のこと。
この協会は1973年に創設され、年間180万台に及ぶ時計が査定される最も大きく有名な公的機関です。多くのメーカーがこぞって自社製品を査定に出しますが、認定されるものはごく僅か。非常に厳格なもののため、認定機は決して小さくはない付加価値となります。出典:https://www.chopard.jp/cosc■試験場スイスのジュネーブ、ル・ロックル、またはビエンヌ ■試験対象ムーブメントの精度 ■試験概要試験は15日。
対象時計を垂直・水平などの5つの姿勢差、3つの温度下に置き、日差(日にどれくらい時刻がずれるか)が査定されます。日差マイナス4秒~プラス6秒以内、2cm以下のムーブメントはマイナス5秒~プラス8秒以内という基準の時計のみが合格とみなされます。 ■認定されるとISOによって定められたこれらテスト項目の厳格さゆえ、認定機はきわめて高い精度を誇ります。
それゆえ各ブランドにとってCOSC認定は大きな付加価値。認定機には「歩度証明書」が発行され、ここに至ってダイアルに「クロノメーター」の表記を許されるのです。ちなみにこの証明書は購入する時計に必ずしもついてくるわけではありません。 ロレックスの現行モデルは全てクロノメーター規格認定機。
ロレックス人気はネームバリューだけでなく、こういった技術力の高さゆえであると納得させられます。 ブライトリングも全ての時計をクロノメーター認定機としており、クォーツ式時計までも査定に出すという徹底っぷりです。  ジュネーブシールとは、スイスジュネーブ州が制定するムーブメント規格で、ジュネーブの時計製造技術保護を目的に発足しました。
それゆえクロノメーター規格とはまた違った厳格さに加えて、対象機に非常に限定的な側面を持つことが特徴。取得しているブランドは決して多くありません。
工業製品に関する査定の中では最も上位に位置づけられ、時計職人たちにとっては世界最高峰の栄誉として名高いものと言えるでしょう。出典:https://www.vacheron-constantin.com/en4/geneva-seal/the-certificate.html ■試験場スイスのジュネーブ ■試験対象「全ての部品製造及び組み立て作業がジュネーブ州内で行わなれた」機械式ムーブメントの精度,仕上げ,装飾など。
製造地のみならず、使用素材や仕上げ方法にも規定が設けられています。 ■試験概要試験対象に精度と入れましたが、ジュネーブスタンプはムーブメント製造における審美性や伝統性が重要視されます。そのためかつてはスイス公認クロノメーター規格の査定15日360時間を上回る600時間検査が設けられていましたが、1993年にはクロノメーター歩度証明書があればそれでよい、ということになりました。ジュネーブシールを獲得するための規準は12カ条、それに準拠しなくてはなりません。ムーブメントの装飾や仕上げ、使用素材の規定が主で、例えばムーブメントの輪列や脱進機は穴内周をポリッシュ仕上げが施されたルビー石を使うこと、などです。12カ条を鑑みると伝統的なスイス時計製造の手法に依拠したものだということがわかります。
近年では新・ジュネーブシール規定が発足、新たに防水性やパワーリザーブ、そして再び精度査定の見直しなど、時計全体の実用性や品質にも照準が置かれるようになりましたが、根本的な「伝統の維持」というコンセプトは変わっていません。 ■認定されると認定を受けたムーブメントは、受け(ブリッジ)にジュネーヴ市およびジュネーヴ州の紋章が刻印されることとなります。まれにケースに表記されることも。
この刻印はそのまま原産地保証ともなるため、「スイスのジュネーブで製造された」という箔にもなります。出典:https://www.chopard.jp/collections/l-u-c/poincon-de-geneve パテックフィリップはメイド・イン・ジュネーブの時計で唯一全ての機械式ムーブメントにジュネーブシールが与えられていました。ちなみにそのお付き合いは120年にも及ぶもの!
現在はパテックフィリップ独自の規格を設けているためそちらに移行していますが、最高級機械式時計にのみ与えられるきわめて厳格なこの称号を100%獲得してきたということは、パテックフィリップがいかに高い技術と至高の職人技を有するかが伺い知れます。 出典:https://www.vacheron-constantin.com/jp/home.htmlパテックフィリップと並んで世界三大高級時計ブランドに数え上げられる老舗メーカー。
パテックフィリップに次いでジュネーブシールの認定に意欲的です。 出典:https://www.chopard.jp/diary/baselworld-2017-intro/ショパールはハッピーダイヤモンドなどのジュエリーウォッチの側面が強いですが、L.U.Cコレクションではマニュファクチュールにおいて製造したムーブメント搭載モデルのみを展開。
ジュネーブシール認定機を持つという、れっきとした伝統的なスイス時計職人集団です。ちなみにL.U.Cは創業者であるルイ・ユリス・ショパール氏のイニシャルに由来します。 前項でご紹介したジュネーブシールに対抗馬と言われるほど厳しい検査機関が新たに制定されました。それがカリテ・フルリエです。2001年、時計製造が盛んなフルリエに工房を置くショパールやパルミジャーニ・フルリエ、ボヴェなどが共同プロジェクトによって立ち上げました。最も厳格と言われる所以の一つに、ムーブメントの精度や外装の他、耐久性・耐磁性・耐衝撃など実用面で求められることも多いため。
ありとあらゆる「時計に備わるべき」課題が突き詰められたテストではないでしょうか。出典:https://www.chopard.jp/collections ■試験場スイスのフルリエ ■試験対象・頭(ブレスレット・クラスプ以外)全てがスイス国内で製造された時計
・クロノメーター規格の認定を取得した時計 ■試験概要ムーブメントの精度に関してはクロノメーター規格に依頼されます。カリテ・フルリエでは、クロノフィアブル・テストと呼ばれる検査が非常に特徴的。
これは、耐久性や耐磁性、耐衝撃性や耐水性といった時計の「実用性」を査定するもの。
クロノグラフのプッシュボタン操作や回転ベゼルの実用性も同様に測られます。次にムーブメント及び外装の芸術面を査定。
ジュネーブシール同様装飾や仕上げ、素材に一定の規準が設けられています。最後にフルリテストというシミュレーションマシンにかけられます。
完成した時計の精度を調べるもので、24時間にわたり実際の装着に近い再現のもと、日差0~+5秒以内というクロノメーター規格を上回る正確性が求められます。 ■認定されるとこれら難関をクリアした時計のみがカリテ・フルリエの称号を獲得します。認定機にはダイアル上やケースに「QUALITE FLEURIER」の表記がされ、ムーブメントのブリッジには「QF」の刻印が許されます。出典:https://www.chopard.jp/fleurier-quality ショパールの本格機械式時計コレクションであるL.U.Cでカリテ・フルリエ認定機が見られます。
内外ともに最高の美を追求したというL.U.Cコレクションならではの気概と言えます。 出典:https://www.parmigiani.com/en/watch/tonda/tonda-39-qf/PFC222-1602400-HA14311996年設立の新興メーカーながら、あまりの複雑さから修復不可能とされてきたブレゲの歴史的銘品の修復に成功した天才独立時計師ミッシェル・パルミジャーニ氏による超高級ブランドもカリテ・フルリエを取得している数少ない時計のうちの一つです。 フランス唯一のクロノメーター規格。
ブザンソンはフランス屈指の時計製造地帯で、かつてブザンソン天文台に伝統的なクロノメーター試験場が設けられていました。1970年代のクォーツショックや経済危機により天文台閉鎖。しかし1995年からフランス工業省下の「CETEHOR」の研究所に管轄を移し、再開を果たしました。現在、経済危機を克服したブサンソンは芸術・歴史・工業あらゆる分野でフランスを牽引しています。
時計産業も再び活気をみせ、ブライトリング、ロンジンなどがアフターサービスセンターを設立し、スイス時計製造技術との密な関わりが復活しました。 ■試験場フランスのブザンソン ■試験対象ムーブメントの精度 ■試験概要クロノメーター規格と同様に、ISOに則った15日360時間、3姿勢でムーブメントの精度査定が行われます。
しかし、現代的なテイストの大きいクロノメーター規格に対しブザンソンのそれは伝統手法に従った形式のため、査定対象機一本につき3倍のコストをかけているとか・・・ ■認定されると認定を受けた時計には古式ゆかしいデザインが特徴の歩度証明書が発行されます。 ダイナミックで独特のベゼルが特徴的な高級スポーツウォッチ「エクスカリバー」を代表作に持つロジェデュブイ。
ブサンソン規格のみならず、パテックフィリップ同様全てのムーブメントにジュネーブシールを刻印している本格派腕時計です。 親日家としても有名なアラン氏が立ち上げたブランド。
デザイナーらしいカラフルな色使いや幾何学的で奇想天外なデザインが特徴ですが、実はムーブメントにも並々ならぬこだわりが。
トリプルカレンダー、ムーンフェイズ、クロノグラフの三つの複雑機構を搭載させたクロノクラシックは圧巻です。 WEMPE(ヴェンペ)というブランドをご存知でしょうか。
日本ではあまり聞きなじみがないかもしれませんが、1878年創業、ドイツきっての老舗宝飾メーカーです。宝飾品だけでなく時計製造も非常に奥深い歴史を持ち、戦前は航海に必要不可欠であったマリン・クロノメーターの製造に携わっていたのです。近年再び本格的に時計製造に着手、2006年のこと。
工房はグラスヒュッテ天文台に隣接します。
同時にクロノメーター検定所をも設立。
数十年精度検定では空白地帯であったドイツに再びその風を起こしたのがヴェンペだったのです。出典:https://www.wempe-glashuette.de/bereich4.htm■試験場ドイツのグラスヒュッテ天文台 ■試験対象ケーシング後のムーブメントの精度 ■試験概要設立当初は「クロノメーター規格のドイツ試験所」といった立ち位置で、ISOに準拠、15日間3温度で検査という同様のものでした。
しかし姿勢に関しては5姿勢、日差マイナス4秒~プラス6秒以内という厳格さはクロノメーター規格以上。ちなみにクロノメーター規格ではクロノグラフ機においてストップウォッチは稼働させませんが、当査定は9日目までは作動させた状態で検査するところも妥協を許さないドイツらしさを感じます。 ■認定されると認定証のほか、裏蓋に天文台のレリーフを刻印する権利を獲得します。
もちろんダイアル上にchronometerの表記も可能。 
https://www.wempe-glashuette.de/bereich3.htm 出典:https://www.wempe-glashuette.de/index.php?introid=3近年ランゲ&ゾーネスーパーコピーやノモスなどマニュファクチュールが次々と起こっているドイツ。
ドイツクロノメーターは現在ヴェンペを中心とした認定となっていますが、ドイツ独自の規格の必要性が叫ばれ、官民共同で取り組みをされつつあります。 ムーブメントの精度において非常に信頼性が高いグランドセイコーやジャガールクルト。
実はスイス公認クロノメーター規格を始めとした外部査定を受けておらず、独自の試験を設けています。自社の品質への目はスイス公認以上だ、という自負が感じられるようなブランド独自の規格をご紹介させていただきます。 19世紀後半からマニュファクチュールを確立していた、由緒正しいスイス時計ブランドであるジャガールクルト。
「時計の価値」はムーブメントにあることが連綿と受け継がれてきたものづくりの老舗ゆえ、全ての自社製品に非常に厳格な試験を課しています。出典:https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/home-page.html ■試験概要マスター1000アワーズコントロール1992年から行われているこのテスト。
その名の通り、なんと1000時間にもわたって完成した時計の検査が行われるのです。ちなみにスイス公認クロノメーター企画は15日360時間、かつてのジュネーブシールでも25日600時間です。検査はムーブメントの精度に始まりケーシング後の耐久性、耐水性、耐磁性など6つの項目で構成。
このテストを通らなければ、どれだけコストをかけた製品であっても商品化されることはないという徹底っぷり。ミドルクラスの価格帯でここまで厳格な品質基準を設けているのは、ジャガールクルトを除いて知りません。
当ブランドに時計愛好家の熱狂的ファンが多いことは、こういったものづくりへの飽くなき情熱がそこかしこに垣間見えるからではないでしょうか。 現行モデルでは全てにスイス公認クロノメーター規格認定機を搭載するロレックス。
自動巻き機構の確立を始め数々の輝かしい逸話を持つロレックスにとっては、この高精度の象徴すらもはや驚きに値しないのかもしれません。なぜならクロノメーター規格を経た後、ケーシングした製品を再び自社内で独自の、かつクロノメーター規格を上回る厳格な査定に通すのですから。
出典:https://www.rolex.com/ja/watches/rolex-watchmaking/movements.htmlこの最終査定では防水性、自動巻、パワーリザーブなどの規準が要求され、実際のエンドユーザーの使用状況下で最高のパフォーマンスを発揮できてるかをテストします。
精度に至ってはクロノメーター規格の二倍の厳格さである日差-2~+2秒以内を実現。この査定を通過した時計のダイアルにはSuperlative Chronometerの表記がプリントされ、グリーンの特別なタグが付属されます。ロレックスは更なる新しく厳しい規格のもと、2015年に新世代ムーブメントCal.3255を打ち立てたことで話題を呼びました。
ロレックスに牽引されるように、品質向上の動きが高まりつつあります。 高い品質への信頼性は世界中で定評のあるグランドセイコー。
日本随一の時計メーカー・セイコーのハイエンドブランドで、スイスですら数少ない完全マニュファクチュールを確立しています。グランドセイコーの精度追求の歴史は古いです。
初代モデルが誕生した1960年代、既にダイアル上にchronometerの表記がプリントされていました。
既にスイス公認クロノメーター規格の認定を受けていたということです。しかし現行モデルにその表記は見られません。
1960年代中期以降に独自のGS規格を、次いで1998年には、新GS規格を打ち立てたためです。この基準は言うまでもなくクロノメーター規格を上回るもの。
ムーブメントの精度が対象となることは変わりませんが、姿勢は6、期間は17日間の検査の中で、日差-3~+5秒以内が基準となっているのです(温度環境は同一)。ロレックスやブライトリングなど多くの有名ブランドがスイス公認のお墨付きを求めるなか、グランドセイコーはただ独自の理念のみを指標としたのです。
グランドセイコーの、スイス時計大国に引けを取らない自負を感じさせるエピソードと思いませんか。さらに驚くべきことに、グランドセイコーには「グランドセイコースペシャル(GSS)規格」と呼ばれる査定もあります。
この基準で許される日差は-2~+4秒以内。
この認定機にはダイアル上にSPECIALの表記が見られます。もちろんロレックスの新規格を始めこれを上回る品質向上の風向きは留まるところを知りません。
ですがそこは品質にかけては他の追随を許さない日本企業・グランドセイコー。
品質追求にかけてのひたむきさで、時計業界を突き進んでほしいものです。 公認規格の中で最も難しく最も格調高いものの一つとされるジュネーブシールと最も関わり深いパテックフィリップ。
2009年春、その120年間に及ぶ関係にいったん終止符が打たれます。パテックフィリップはジュネーブシールがムーブメントそのものの評価であり、実際にエンドユーザーの使用状況下を想定していないことを疑問視していました。
そこで新たに自社内規格として発足したパテックフィリップシール。出典:https://www.patek.com/en/company/patek-philippe-seal/introductionこれはケーシング後の時計を対象とし、ジュネーブシールが一度放棄した精度査定を組み込みました。
しかも、実際の装着をシミュレートしたうえでの日差-3~+2秒範囲という厳格さ(ムーブメント径20mm以下)。もちろん審美上の査定もあり、ダイヤモンドの選定からセッティングにまで規定を設けます。そして最も特筆すべきはアフターサービス。
パテックフィリップは1839年の創業以来製作された全てのモデルのアフターサービスと修復を行ってきましたが、今回パテックフィリップシールでこれを明文化します。
即ち、パテックフィリップは自社の時計が一生ものであることを十分理解し、オーナーの生涯、そしてその子孫の代まで受け継げることを明言したのです。スイス公認を始め世界的な権威を凌ぐ実力者であることを誇示したようなもの。
恐るべし世界最高峰の老舗・パテックフィリップ。 オメガもまた、品質向上で大きな動きを見せています。
2014年、スイス連邦計量・認定局(METAS)とタッグを組んで、さらに新しく、時代に特化した規格を制定。
マスタークロノメーターです。
現代の時計の在り方に、新たな一石が投じられる形となりました。出典:https://www.omegawatches.jp/ja/planet-omega/watchmaking/the-worlds-first-master-chronometer/査定対象機のムーブメントは、まずスイス公認クロノメーター規格に認定される必要があります。
これだけだとジュネーブシールなどと同様精度査定は無いかと思いきや、ここからがこの新規格の真髄。 【手順として】①ムーブメントを15,000ガウスもの高磁場環境にさらして機能を確認する。※ムーブメントにとって磁気は大敵ですが近年は携帯電話などの普及で常にその脅威にさらされます。
各社耐磁時計を製作していますが、150~1,000ガウスほどが通常のスペックです。
この規格ではいかに高磁場下かがわかります。②ケーシング後、15,000ガウスにさらし、時計の機能確認、24時間後に精度測定③6姿勢2温度で精度査定④パワーリザーブ検査(各モデルごと)⑤再度6姿勢で精度測定⑥パワーリザーブ残量が33%と100%の際の時計の精度誤差⑦水中にて防水性査定(各モデルごと) 時計の耐磁や防水には高い技術が必要なうえでのこの厳格さは業界随一と言っても過言ではありません。ちなみにマスタークロノメーターのテスト結果(精度や機能)は時計に付属のカードをスマートフォンやパソコンでスキャンすると確認できるとのこと。出典:https://www.omegawatches.jp/ja/planet-omega/watchmaking/the-worlds-first-master-chronometer/このテストは社外の時計も認定を受けることができますが、まだ誕生から日が浅いこと、そして非常に厳格なことから、オメガの独擅場。2007年以前、オメガは長らく自社ムーブメントの開発を休眠させていましたが、再びマニュファクチュールを復活させ、しかもゆくゆくは全てのモデルをこのMETAS認定機にする、と豪語しています。オメガのブランド名は、ムーブメントに由来します。
その意味するところは「究極」。
METASの誕生、オメガマニュファクチュールの復活によって、ますます目が離せないブランドになりました。 これら厳格な規格の数々は、ブランドにとって大きな付加価値となります。
公認にしろ私的なものにしろ、精度や品質へのお墨付きになるのですから。しかし同時に、「格」だけでなく私たちが実際に使用する時計としての品質を向上させる、という気質が業界全体に高まってきたことを意味します。各社こぞって技術を磨く。
消費者にとっても時計業界にとっても嬉しい時流はまだまだ続きそうです。 関連記事ムーブメントで選ぶならコレ!良質な腕時計12選徹底解説!機械式時計の動く仕組みロービート?ハイビート?機械式時計の振動数による違いを解説 

バセロン・コンスタンチン「Maですか?tre Cabinotier屋根裏部屋の職人の大家のシリーズ」は各類の独特なアイデア設計に集まって、